シーズニング

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

以前の記事「ダイソーでキャンプ用品を買ってきた」で、スキレットとステーキプレートを買いました。
200円のスキレットと300円のステーキプレートですから、メチャクチャお買い得な商品です。

ただ、表面に錆防止剤が塗られているので、このままでは使うことができません。
このまま肉を焼くと肉に薬品が付いてしまい、食べると健康を損なう可能性があるからですね。

なので、表面の錆防止剤を落とす必要があります。
やり方としては、表面を焼いて薬剤を燃やしてしまい、錆を防ぐために油を塗るという方法が有効です。

これらの一連の作業のことを「シーズニング」というわけですね。
面倒な作業ですが最初の一回だけですし、必ずやるようにしてください。

ここでは、実際にシーズニングをやってみたので、その工程について解説をしていきます。

シーズニングのプロセスについて

ダイソーのスキレットとステーキプレート

シーズニングは、以下のプロセスによって行います。

シーズニングのプロセス

  1. 洗剤で洗う
  2. 水を張って沸騰させる
  3. オリーブオイルを塗って熱する
  4. 野菜くずを炒める
  5. オリーブオイルを塗る

これらを順番にこなすことによって、シーズニングが完了するわけですね。
難しいと思うかもしれませんが、単純な作業なのですごく簡単です。

これから、実際にやっていきますね。

1.洗剤で洗う

洗剤で洗う

まずは洗剤で洗うことで、表面についた防錆剤を取り除きます。
これで完全に取ることはできませんが、ある程度の薬剤は落とせるはずです。

1回だけでなく、できれば2~3回は繰り返し洗剤で洗うようにしてください。

実際にやってみると、洗っただけで鉄の臭いがしてきました。
表面の薬剤が取り除かれたことで、鉄の部分が露出しているということですね。

2.水を張って沸騰させる

水を張って沸騰させる

次に、スキレットに水を張って、火にかけて沸騰させましょう。
3~5分ほど沸騰させ続けることで、防錆剤を浮かせることができるわけです。

数分間の沸騰が終わったらお湯を捨てて、また水を張って沸騰させます。
これを何度も繰り返すことで薬品が取れていくので、できれば4~5回くらい繰り返すのがベストですね。

ただ、時間がかかるので、どこまでやるかは人それぞれです。
今回は、3回くらい繰り返しました。

また洗剤で洗う

沸騰が終わったら、また洗剤で洗って表面に付着した薬剤を取り除いておきましょう。
洗い終わったら火にかけて、水気を飛ばしておきます。

3.オリーブオイルを塗って熱する

ここからが重要な作業となりますが、スキレットの表面にオリーブオイルを塗って煙が出るまで焼き切ります。
防錆剤がすべて燃え尽きるまで、高温で熱するわけです。

スキレットにオリーブオイルを塗る

スキレットの表面にオリーブオイルを適量垂らして、キッチンペーパーなどで全体に伸ばしましょう。
裏面も忘れずに、全体をオイルで塗っておきます。

カセットコンロで火にかける

火にかける際は、カセットコンロを使ってベランダでやってください。
煙がメチャクチャ出てくるので、室内でやると大変なことになります。

風通しの良い場所でやるのが望ましく、ベランダなどの外でやるのが良いですね。

火にかけてしばらくすると煙が出てくるので、そのまま煙が無くなるまで熱し続けます。
時間にすると、大体5分くらいですね。

オリーブオイルを塗る

煙が出なくなったら、もう一度全体にオリーブオイルを塗って、また火にかけていきます。
これを3回くらい繰り返しましょう。

4.野菜くずを炒める

野菜くずを炒める

オリーブオイルを塗って焼き込みが終わったら、次は野菜くずを炒めます。
これはスキレットの鉄臭さを取るためで、ネギなどの香りの強い野菜を炒めるのが効果的です。

ネギが無ければ、キャベツやモヤシなど、家にある野菜なら何でも構いません。
鉄板に押し付けるように、全体に野菜をこすりつけながら炒めるようにしましょう。

タワシで水洗いする

炒め終わったら水洗いをして表面の汚れを取り除きます。

ここで気を付けるべきなのが、鉄が熱いうちに水をかけないということです。
急激に温度が下がると割れることがあるため、自然に冷ましてから水洗いをしてください。

洗剤で洗うとオイルが取れてしまうので、水洗いにしなくてはいけません。
たわしで軽くこすれば、汚れは取れるはずです。

火にかけて水気を飛ばす

洗い終わったら、火にかけて水気を飛ばしておきましょう。

5.オリーブオイルを塗る

最後にオリーブオイルを塗る

最後に、全体にオリーブオイルを塗って完成です。
オリーブオイルを塗ることで錆の防止になりますし、オイルが浸透すれば肉が引っ付くのを防ぐことができます。

日常の手入れに関しては、料理後は水洗いしてから火にかけて水を飛ばし、オリーブオイルを塗るだけです。
あとは、新聞紙などに包んで保管しておきましょう。

ステーキプレートとスキレットで料理をしてみた

せっかくシーズニングをしたので、簡単な料理を作ってみます。

スキレットで目玉焼きを作る

スキレットは小さめのサイズなので、目玉焼きに丁度良さそうですね。
ベーコンを焼いてから、卵を投入して蒸し焼きにします。

ステーキプレートで肉を焼く

ステーキプレートは、大きな肉でも焼けるほどのサイズ感です。
ちゃんとシーズニングができていれば、肉を焼いても引っ付いたりしません。

鉄板なので火の通りが早く、あっという間に焼けました。

お店で焼いたステーキみたい

完成です。
お店のステーキみたいな完成度ですね。

これなら焚き火でも使うことができますし、キャンプで活躍すること間違いなしです。
シーズニングは難しくありませんので、ぜひやってみてください。

動画でも解説しているので、以下からどうぞ!