小川張りの設営方法

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

キャンプで快適性を求めるのって、すごく難しいですよね。
テント内は荷物でゴチャゴチャになりがちですし、かといって外に出そうと思っても置き場所がないと思います。

いかにスペースを有効活用するかが、キャンプを快適にするためのポイントですね。

そのために、小川張りがすごくおススメです。
テントとタープを連結するための設営方法で、リビングと寝室を分けることができるようになります。

こうすれば、料理をするときにはリビングで行えますし、寝る時には寝室で足を伸ばして寝ることができるはずです。

ここでは、一人で小川張りを設営するための方法を紹介します。

小川張りを設営するための手順

小川張り

用意するもの

小川張りは、テントとタープを連結する設営方法ですが、タープを延長するためのベルトが必要になります。

タープを延長してその下にテントを張ることで、連結することができるわけですね。

僕が購入したのは、メロウストアのセッティングテープです。
かなりしっかりとした作りとなっており、長さ調節も簡単なのですごく使いやすいですね。

テントはコールマンのツーリングドームST、タープはスノーピークのペンタシールドを使用しています。



小川張りの設営手順

タープとベルトを接続

まずはタープとベルトを接続しておきます。
ベルトにカラビナが付いているので、そこでしっかりと繋ぎましょう。

ポールは前後の長さを変える

タープを立てる時には、前後でポールの長さを買えるのがポイントです。
ベルト側のポールを短くしておけば、入り口側が高くなって出入りがしやすくなりますよ。

タープを立てた

タープを立てると、こんな感じになります。
ベルトで延長しているので、後ろのスペースが広くなっていますね。

ベルト下のスペース

このベルトの下に、テントを設営するわけです。
普通にテントを建てるだけなので、誰でもできると思います。

タープの下にテントを潜らせる

タープの下のテントを潜り込ませるのがポイントで、こうすることで雨が降っても滴がタープ内に入り込まなくなりますね。

小川張りの完成

これで、完成しました。
特に難しいことはなく、テントとタープを設営したことがある人なら、迷うことなくできると思います。

小川張りは使い勝手がいい

前室スペースが広い

前室スペースがかなり広いので、使い勝手が抜群に良いですね。
グランドシートを敷けば荷物置き場を作ることができますし、料理などもすべて前室でこなすことができます。

テント内は何もない状態にできますから、足を伸ばして眠ることができるでしょう。

雨が降ってもテントとタープ内の移動なら濡れませんし、どんな天気の日であっても快適に過ごすことができるはずです。

小川張りのメリット

スペースを有効活用できる

テントとタープを連結しているので、無駄なスペースがありません。
別々に設営すると隙間ができますから、結構なスペースが必要になるんですね。

キャンプ場によっては、サイトが狭いことがあります。
そういった時だと、大型のタープだと設営できないことがありますが、小川張りだと心配しなくても大丈夫です。

フリーサイトで人が多い場合でも臨機応変に対応できるので、狭いスペースを有効活用するならピッタリの設営方法です。

雨や日差しに強い

テントとタープが連結されていますから、濡れずに移動することができます。
雨が降っても快適に過ごせますし、急に土砂降りがきて焦ってしまう心配はありませんね。

日差しが強い日でも紫外線を抑えられ、女性にとってはすごく嬉しいと思います。

軽くて携帯性が高い

テントとタープが別ですから、持ち運びにすごく便利ですね。
複数人用の大型テントだと重くて運べなかったりしますが、ソロ用のテントとタープだったらものすごく軽いです。

雨で濡れたとしても、タープだったらベランダで手軽に干せますよね。
携帯性が高ければソロキャンプでも使えますし、簡単に使えるというのは大きなメリットだと言えます。

価格が安い

値段はピンキリですが、安くしようと思えばテントとタープを合わせても1万円以下で買うことができますよ。
1万円以下で快適な空間が手に入るなら、ものすごく安いと思います。

高級な2ルームテントだと10万円を軽く超えてしまいますし、それと比べたら明らかにリーズナブルだといえるでしょう。

組み合わせが無限大

どんなテントやタープも組み合わせられるので、無限の楽しみ方があります。
大型のタープを使うとスペースを拡張できますし、大人数のキャンプであっても対応できるでしょう。

一人でこじんまりとしたいなら、小型のタープを使えば良いですね。
シチュエーションによって組み合わせを変えられるので、いつでも最適なスペースを確保することができます。

小川張りのデメリット

設営に手間がかかる

テントとタープを別々に設営しないといけないので、少し手間がかかるのが欠点ですね。
暗くなるギリギリにキャンプ場についた時など、急いで設営したい場合には向いていません。

慣れるまでは余計な時間も掛かるでしょうし、時間に余裕が無い時には止めておいた方が良いと思います。

風の影響を受けやすい

小川張りは、強風時には設営しない方が良いと思います。
テントとタープが連結されているので、風が強いと一緒に飛ばされてしまうかもしれません。

普通のペグだと抜けやすいですから、鍛造ペグを使ってしっかりと固定することをおススメします。

小川張りを使う時の注意点

丈夫なベルトを使う

小川張りで使うベルトは、できるだけ丈夫なものにしてください。
ベルト部分には強いテンションが掛かるため、安いものだと切れてしまうことがあります。

強風で切れると事故になる危険性がありますし、万が一のために良いものを購入した方が良いでしょう。

また、ベルトを自作する人もいますが、耐久性が未知数なので止めておいた方が良いと思います。

以上、小川張りの設営方法について解説をしました。

オールシーズンで使える設営法ですし、ソロからグループまで幅広く対応することができるでしょう。
使えるシチュエーションは多いので、知っておくとすごく便利ですよ。

動画でも解説しているので、以下からどうぞ!