ハスクバーナの手斧をカスタム

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

僕は、半年前からハスクバーナの手斧を使っています。
キャンパーの間では大人気の斧で、キャンプ場へ行くと誰かしらが使っていますね。

もともとはナイフでバトニングしてたんですが、固い薪だとなかなか割れないんです。
広葉樹を使うことが多いんですが、ナイフでは割れないことも多く、いつも苦労していました。

ある日、勢いよくナイフを叩いたら、根元からナイフが折れてしまったんです。
それを機に、斧を使い始めたという感じですね。

使ってみると人気なのも納得で、固い薪でもスムーズに割ることができます。
先端が重いので軽く振っただけで驚くほどのパワーが出ますし、女性でも簡単に薪を割れるはずです。

ただ、ずっと使っていると根本の部分が傷んでくるので、そのままだと折れてしまうかもしれません。
なので、ここではハスクバーナの根元を保護するカスタム法を紹介します。

斧のネックは傷みやすいから気を付ける

ネックが傷みやすい

斧を使っていると、根元のネックが傷んでしまいます。
僕の斧も、結構な傷が付いていますよね。

これは、薪が割れた時にネックの部分に当たることで、傷がついてしまうからです。
どれだけ丁寧に扱っても、こればっかりは仕方のないことですね。

斧のネックは、最も負荷が掛かる部分です。
斧を振ったときや薪に当たった時など、かなりの力がネックに掛かることになります。

だから、傷んだままにしておくと、いつか折れてしまうかもしれません。
振ったときに折れて飛んで行ってしまったら、誰かに当たって大怪我をすることもあり得ます。

事故を防ぐためにも、何かしらの対策が必要になりますね。

斧のネックを保護するためにパラコードを巻く

斧にパラコードを巻く

斧のネックを保護するには、パラコードを巻くという方法が最も手軽です。
ドレスアップ性も高いために、やっている人はかなり多いですよね。

ハスクバーナは人気の斧なので、キャンプ場で被ることが多いです。
パラコードを巻いておけばオリジナルになりますし、他人と被ることも無くなりますよ。

保護もできて一石二鳥ですから、ぜひやってみると良いでしょう。
パラコードは、以下のものを使いました。

パラコードを巻く手順は、以下の通りです。

パラコードの巻き方

  1. パラコードを2つ折りにして持ち手に合わせる
  2. 端を輪っかにしてから反対にコードを回す
  3. 回した部分を2つ折りにして輪っかを作って輪に通す
  4. 反対に回して輪っかを作って輪に通す
  5. 繰り返し

1.パラコードを2つ折りにして持ち手に合わせる

コードを2つ折りにして合わせる

パラコードの端から20cmくらいを折り返して、ネックの裏側に合わせましょう。
この時の長さはお好みですが、保護したい幅に合わせて長さを調節してください。

2.端を輪っかにしてから反対にコードを回す

コードを反対側に回す

長い方をねじって輪っかにしてから、反対側にコードを回しましょう。
ここでコードが緩まないように、しっかりと引っ張りながら回すのがコツです。

3.回した部分を2つ折りにして輪っかを作って輪に通す

2つ折りにして輪っかに通す

反対側に回したら、その部分で輪っかを作って、最初の輪の中に通しましょう。
輪の中に輪を通すわけですね。

4.反対に回して輪っかを作って輪に通す

反対に回して輪に通す

輪を通したら、また反対側にコードを回していきます。
反対側でも輪を作って、先ほどの輪っかの中に通してください。

5.繰り返し

繰り返す

あとは、これを最後まで繰り返すだけです。
複雑そうに見えるかもしれませんが、すごくシンプルな構造となっています。

単純な作業ですから、慣れれば誰にでもできるでしょう。

パラコードをライターで焙る

最後まで行ったら、余った部分をハサミでカットしてライターで焙ります。
先端をライターで溶かしておくと、コードが解れるのを防ぐことができますよ。

パラコード巻きの完成

これで完成ですね。
根元の部分が保護されましたし、見た目の印象もアップしました。

キャンプ場で使っていても、すごく目立つと思います。

斧を研いで切れ味をアップさせる

せっかくなので、斧を研いでみたいと思います。
買ってから一度も研いでいないので、そろそろメンテナンスしないといけませんね。

ただ、斧は必ずしも研ぐ必要はないようです。
斧は切るものではなくて叩き割るものなので、切れ味が悪くても関係ありません。

クサビのような役割ですから、研がなくても薪を割ることはできます。

しかし、斧を研いでおくと最初に薪に当てた際に、刃の入り方が良くなるので薪割りをしやすくなるはずです。

斧の刃が丸くなっている

僕の斧を見てみると、先端が丸くなっていますね。
かなり使い込んでいるので、一発で薪に刺さらないことも増えてきました。

刃を研いでおけば、少しは改善すると思います。

研ぎ石を使って斧を研ぐ

斧は刃が太いので、ちゃんとした研ぎ石を使った方が良いですね。
家庭用のシャープナーだと、上手く研げないかもしれません。

表面に水をかける

まずは、研ぎ石を5分ほど水に浸けておきます。
十分に水を浸み込ませたら、表面に水をたっぷりとかけましょう。

10円玉を2枚重ねた角度

刃を当てる角度は15度くらいで、10円玉を2枚重ねたくらいが良いようです。
そのままゆっくりと刃を上下させて、先端を研いでいきましょう。

刃が大きいために、3分割にすると研ぎやすいですね。
今回は、上と真ん中と下に分けて研ぐことにします。

20回ほど上下させて、両面ともやったら完成です。

斧の刃が鋭利になっている

どうでしょうか?
明らかに鋭利になっていますね。

これだったら、スムーズに薪に刺さりそうです。
薪が割れにくくなった時は、たまにはを研いでやると良いでしょう。

斧の使い方を間違えている人が多い!正しい使い方について

斧を使う時に、正しく使えている人は意外と少ないです。
よくある間違いとしては、力強く一発で割ろうとすることですね。

斧を振り上げる

頭の上まで高く斧を振り上げて、そのまま一気に振り下ろす人がいます。
一般的な薪割りのイメージなのでそうする人が多いのでしょうが、実際にそれで薪を割ることはできません。

漫画のように、スパッと割れることは無いわけですね。

あまりに力を入れすぎると、勢いよく足に当たってしまって大怪我をするかもしれません。
なので、力一杯に振り下ろすといったことは止めましょう。

正しくはクサビのように使う

斧をクサビとして使う

正しい斧の使い方としては、クサビのように叩き割る方法です。
刃を薪に当ててから、何度も地面に叩きつけて割るようにします。

そうすると力を入れる必要はありませんし、勢い余って足に当たることも無くなるでしょう。

女性でも簡単に割れますから、何度も叩いて割ることを覚えておいてください。

薪割り台は必ず用意する

薪割り台を用意する

薪を割る際には、必ず薪割り台を用意しましょう。
地面に薪を置いて割ろうとすると、薪がめり込んでしまって力が伝わりません。

また、石の上に薪を置いて割るのも厳禁です。
刃が石に当たると、欠けてしまうことがあります。

数千円で買うことができますから、必ず持っておくようにしてください。

以上、ハスクバーナの手斧をカスタムする方法を紹介しました。

明らかに見た目が良くなりますし、斧の寿命を延ばすこともできるので、パラコードを巻くカスタムはやっておいた方が良いです。

すごく簡単にできますから、斧を買った時には最初にやりましょう。

動画でも解説しているので、以下からどうぞ!