メスティンのバリ取りとシーズニング

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

トランギアのメスティン(TR-210)を買いました。
キャンプ用品の代名詞といえる存在で、キャンプをしたことがない人でも見たことがあると思います。

最近はキャンプブームのおかげか、ネット上では品切れが続出していて、定価よりも大幅に値段が高騰していました。
ようやくAmazonにも在庫が出てきたので、定価で購入することができたわけです。

念願のメスティンを手に入れて、「バリ取り」と「シーズニング」をやってみました。
メスティンを買ったら最初にやるべきことなので、これから購入を考えている人は参考にしてください。

メスティンの概要

メスティンの箱

メスティンは、銀色のパッケージに入っています。
本体色と同じシルバーカラーで、シンプルでカッコ良い箱です。

メスティンの本体

中身を出すと、アルミの箱が出てきました。
これがメスティンの本体ですね。
何の飾りっ気もない、武骨なスタイルがクールです。

持ち手が分離されているので、自分ではめないといけません。
なかなか真っ直ぐ入らなかったですが、片方ずつはめることでしっかりと奥まで刺さりました。

メスティンの蓋

蓋は硬くて、開けにくいです。
多分バリが付いているので、かみ合わせが強くなってるんですかね。

基本スペックは、以下の通り。

メスティンのスペック


サイズ:17×9.5×6.2cm
最大容量:750ml
重量:約150g
素材:アルミニウム(無垢)
厚み:0.8mm

メスティンを買ったら最初にやるべきこと

メスティンを買ったらやるべきこと

メスティンは、買ってすぐにやるべき「儀式」のようなものがあります。
それが、「バリ取り」と「シーズニング」ですね。

これらをしっかりとやらないと、ご飯を美味しく炊くことができません。
長く使うためにも必要なことなので、ちゃんとやった方が良いでしょう。

バリ取り

メスティンはスウェーデン製のため、日本製品よりも精度が良くありません。
アルミを切り出して箱状に成型しており、その際にバリが残ってしまうわけです。

普通だったらバリ取りをしてから出荷するのが当たり前ですが、海外製品ですからそのままで販売されています。

実際に縁を触ってみると、少しザラザラしますね。
このままだと、手を切って怪我をするかもしれませんし、ご飯を炊いた時にバリが入ってしまうこともあり得ます。

いずれにせよ危険なので、購入してすぐにバリ取りをしましょう。

シーズニング

シーズニングとは、メスティンの表面をコーティングすることで、くっつきにくくする作業です。
ご飯を炊いた時に米がくっつくと焦げる原因になりますし、手入れも大変になってしまいます。

それを防ぐために、表面を薄い皮膜でコーティングするわけです。
なんだか難しい作業のように思えますが、誰でも簡単にできるので安心してください。

シーズニングは不要だという人もいますが、念のためにやっておいた方が良いと思います。

メスティンのバリ取りのやり方

メスティンのバリ取り

バリ取りは簡単で、縁をヤスリで削って平らにするだけです。
普通の紙やすりで良いですが、耐水ペーパーを使った方が滑らかに仕上がります。

耐水ペーパーの1000番

今回は、耐水ペーパーの1000番を使いました。
ホームセンターで数十円で売っているので、誰でも手に入ります。

メスティンの蓋のバリ取り

少し水に濡らしてから、ガシガシ削りましょう。
指で触ってツルツルしているようなら、それで問題ありません。

メスティンの本体のバリ取り

蓋も本体もしっかりとバリ取りして、終わったら洗剤できれいに洗います。

メスティンのシーズニングのやり方

メスティンのシーズニング

バリ取りが終わったら、シーズニングを行います。
やり方はシンプルで、米のとぎ汁で煮込むだけです。

お米を研いでから、鍋にとぎ汁を入れましょう。
米は1合で十分なので、何度も研いでとぎ汁を溜めてください。

シーズニングで火にかける

鍋の中にメスティンを入れて、火にかけます。
本当はもっと大きな鍋が良いのですが、小さな鍋しかありませんでした。

メスティンを裏返す

沸騰したら弱火にして、10分ほど煮込みましょう。
鍋が小さいので裏返しにして半分ずつやってます。

メスティンを水に流す

終わったら水で流して完成です。
この時に、洗剤を使わないように注意してください。
せっかくのコーティングが、落ちてしまいます。

メスティンで米を炊いてみた

メスティンの水の量

バリ取りとシーズニングが終わったので、米を炊いてみましょう。
1合の米を入れて、200ccの水を注ぎます。

水の量は、リベットの中心に合わせると丁度良いです。
このまま30分以上浸け込むと、ふっくらと美味しいご飯が炊けます。

メスティンを火にかける

蓋を閉めて持ち手を折り曲げたら、火にかけて10~15分くらいで完成です。
固形燃料を使えば、ちょうど燃え尽きたくらいで出来上がりますね。

コンロやバーナーで炊く場合は、できるだけ弱火にするのがポイントです。

メスティンが吹きこぼれる

5分くらいすると、吹きこぼれてきました。
これは絶対にあることなので、構わず続けましょう。

メスティンを裏返す

チリチリを乾いた音がしたら、火を止めて蒸らします。
裏返しにして10分ほど放置すると、余熱で火が通っていくはずです。

メスティンで米を炊く

完成しました。
お米が輝いていて、めちゃくちゃふっくらしています。

炊飯器とは比較にならない美味しさです。
キャンプでこんなご飯が食べられるのなら、絶対にメスティンを買って損はないと思いました。

メスティンの日常の手入れについて

メスティンの水洗い

メスティンの日常の手入れは、水洗いが基本です。
洗剤で洗ってしまうと、シーズニングのコーティングが取れてしまいます。

なので、汚れはできるだけ水だけで落とすようにしてください。
ご飯がこびりついて取れないときは、しばらく水に浸けておくとキレイに落とすことができるでしょう。

シーズニングは、最初の1回だけで十分です。
ご飯を炊くたびに内部がコーティングされますから、定期的に使っていればメンテナンスをすることになります。

数ヶ月も使わないまま保管していた場合には、コーティングが剥がれてしまうかもしれません。
ご飯がくっつくようであれば、もう一をシーズニングをする必要がありますね。

以上、メスティンのバリ取りやシーズニングについて解説をしました。

メスティンがあれば、簡単に美味しいご飯を炊くことができます。
キャンプの楽しさが増えるので、かなりおススメですよ。

動画でも解説しているので、以下からどうぞ!