シングルバーナーの選び方

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

キャンプでは、焚き火で料理するのが楽しいですよね。
非日常的な感覚がするので、焚き火はキャンプの醍醐味だと思います。

でも、火起こしをするのが面倒な時もあるでしょう。
ちょっと火を使いたいだけなのに、わざわざ薪を燃やすのは疲れます。

そんな時に、バーナーがあると便利です。
必要な時にサッと湯を沸かすことができますし、料理なども手軽に作ることができます。

薪が湿って点火できない場合もあるので、バーナーは持っておくべきです。
初心者には、軽くて持ち運びしやすいシングルバーナーがおススメだと思います。

初めてバーナーを買う人は選び方が分からないこともあるでしょうし、ここではシングルバーナーの選び方について解説をしていきますね。

シングルバーナーの種類について

シングルバーナーには、大きく分けて2つの種類があります。
それが、「一体型」と「分離型」の2つですね。

その違いについて、知るところから始めましょう。

一体型のシングルバーナー

一体型とは、ボンベとバーナーが繋がっているタイプです。
コンパクトなのが特徴で、軽いので手軽に持ち運ぶことができます。

一体型にも2つの種類があり、「縦型」と「横型」がありますね。

縦型

一体型の縦型

もっとも一般的なタイプで、ボンベの上にバーナーをセットします。
キャンプで使うバーナーといえば、このタイプを思いつく人が多いでしょう。

メリット

  • 軽量でコンパクト
  • 最小のスペースで使える
  • リーズナブルな価格

バーナー自体が小型なので、持ち運びがしやすいです。
コンパクトさをウリにしている商品が多く、五徳が小さく設計されていますね。

また、ボンベさえ置ければ使えますから、最小のスペースで良いです。
狭い机の上でも問題ありませんし、ソロキャンプでは使いやすいと思います。

価格が安いのも特徴で、部品の数が少ないので価格が低く抑えられています。
有名メーカーのものでも5000円前後で買えますし、安く抑えたい人にはピッタリのバーナーでしょう。

デメリット


安定性が悪い

バーナーの位置が高いので、不安定になるデメリットがあります。
携帯性を高めるために五徳が小さく設計されているものが多く、鍋を置いた時に倒れやすいわけですね。

なので、使用するときには鍋を支えておかなくてはいけません。

横型

一体型の横型

数は多くありませんが、横型のタイプもあります。
CB缶というカセットボンベが使えるため、ランニングコストが少ないのが特徴です。

メリット

  • 軽量でコンパクトである
  • リーズナブルな価格
  • 縦型よりも安定する

軽量コンパクトとリーズナブルな価格は、縦型タイプと同じですね。
ボンベと一体型なので部品点数が少なくなっており、小型で安く済ませられます。

縦型との違いは、安定性が高いことです。
ボンベとバーナー本体が地面に設置しており、グラつくことはありません。
バーナー自体の位置も低くなって、安定感が高くなります。

デメリット

  • 場所を取りやすい
  • 長時間の使用に向かない

ボンベを横向きにしているので、スペースが必要となります。
小さい机であれば、ほとんどのスペースを占領してしまいますね。

また、火元からボンベの位置が近くなっており、長く使用していると熱がボンベに溜まってしまい爆発する危険もあります。
なので、あまり長時間の使用はしない方が良いでしょう。

分離型のシングルバーナー

分離型

ボンベとバーナーが離れているタイプで、ホースでつながっています。

メリット

  • 安定性が高い
  • 長時間使える

バーナーを直接地面に置けるため、安定性が非常に高いです。
五徳が大きく設計されている商品が多く、大きな鍋を置いてもしっかりとしていますね。

また、バーナーとボンベが離れていますから、長時間使っても爆発の心配はありません。
煮込み料理などでも問題なく使えますし、料理にこだわりたい人は分離型を使うのがおススメです。

デメリット

  • 重たい
  • 値段が高い

ホースなど部品点数が多いため、一体型よりも2~3倍くらいの重量があります。
徒歩キャンパーなど軽量化を目指す人は、持ち運びに少し苦労しそうですね。

また、一体型よりも値段が高い商品が多いです。
一体型は5,000円前後ですが、分離型は9,000円前後が平均価格となります。

できるだけ安く済ませたい人は、分離型は少し高価かもしれません。

失敗しないシングルバーナーの選び方

それでは、シングルバーナーの選び方について解説をします。
結論から言っておくと、その人の使い方によって最適なバーナーは変わります。

先述の通り、バーナーの種類によってメリット・デメリットがあるので、自分のシチュエーションによって選ぶ必要があるわけです。

ここでは、シチュエーション別に、最適なバーナーを紹介していきます。

荷物を少なくしたい人

一体型の縦型がおススメですね。

バイクや徒歩キャンパーなどは、多くの荷物を持てないために、できるだけコンパクトなものを選ぶべきです。
そうなると、一体型しか選択肢がありません。

テーブルも小型なものを使うでしょうから、省スペースな縦型が良いですね。
登山家などはみんな縦型を使っていますし、荷物を軽量化させるなら一体型の縦型バーナーを使いましょう。

ランニングコストを減らしたい

一体型の横型がおススメです。

ガスボンベは消耗品なので、ガスが無くなったら新しいものを買わないといけません。
1本数百円で買えるものですが、何本も買っていると費用もかさみます。

ボンベの費用は意外とかさむので、注意が必要です。
横型だと安いCB缶が使えますし、ランニングコストが低くなります。

コンビニでも手軽に買うことができますから、扱いやすいでしょう。

複数人でキャンプへ行くことが多い

ソロでなくグループキャンプが多い人は、分離型バーナーがおススメです。
大型の鍋を使うことができるため、大勢のキャンプであっても一度に料理を作ることができます。

ダッチオーブンなどの重たい鍋でも問題ないですし、長時間の使用においても不安を感じることはありません。

僕が使っているシングルバーナーを紹介

それでは、僕が現在使っているバーナーを紹介していきます。
実際に使っているからこそメリット・デメリットが分かるので、購入するときの参考にしてみてください。

イワタニ・ジュニアコンパクトバーナー

ジュニアコンパクトバーナー

僕が初めて買ったバーナーで、カセットコンロのシェアで日本一のイワタニの製品です。
バーナーといえばイワタニですし、どこの家庭でもイワタニのカセットコンロがあると思います。

メリットとしては、CB缶が使えるので経済的ですね。
スーパーやコンビニなどどこでも買えますから、ものすごく手軽に使うことができます。

デメリットは、炎が中心に寄り過ぎることで、真ん中だけが焦げることもあります。
なので、焦げ付きを防ぐために、鍋を回しながら使う必要があるでしょう。

横向きなのでスペースが必要ですが、一番使用頻度が高いバーナーですね。

キャプテンスタッグ・オーリック小型ガスバーナーコンロ

オーリック小型ガスバーナーコンロ

これが最もバランスが良いと思うバーナーです。
ソロキャンプであれば、一番おすすめできますね。

メリットは、五徳の大きさを調整できることです。
これにより安定性が高くなり、大型の鍋でも使えます。

また、バーナーヘッドが大きくて、炎が均一に広がっていきます。
一部分だけ焦げることも無く、使いやすいバーナーだといえますね。

デメリットは、一体型としては少し大きいことです。
バーナーヘッドが大きいために、持ち運びは少し不便に感じるかもしれません。

SOTO・ST-301

ST-301

分離型のバーナーの中で、トップクラスで人気がある商品です。
使っている人は多く、評価もすごく高いですね。

メリットは、安定性が高いことです。
バーナーを地面に置けますし五徳も大きいので、かなり大型の鍋を置いてもビクともしません。

CB缶を使うこともできますし、ランニングコストは非常に高いでしょう。

デメリットは、携帯性が悪いということです。
分離型は大きくてかさばるので、収納スペースを取られてしまいます。

これは仕方のないことですが、もう少し小さければ良いですね。

以上、シングルバーナーの選び方について解説をしました。

どのバーナーを選ぶべきかは、その人の使うシチュエーションによって異なります。
自分が使う場面をしっかりと想定して、最適なバーナーを選べるようにしてください。

動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!