ピコグリルの比較

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

A4サイズの薄型焚き火台として、大人気なのがピコグリルです。
お笑い芸人のヒロシさんが紹介してから有名になり、多くのキャンパーが使っている焚き火台ですね。

かなり人気になったためか、Amazonではコピー商品が数多く出回っています。
正規品は14,000円くらいと高額なので、1/3くらいで買えるコピー品はかなり魅力的でしょう。

ただ、あまりにも安いので、本当に使えるのか不安な人も多いはずです。
ここでは、正規品とコピー商品とを比較して、実際に使えるのかどうかを比較していこうと思います。

ピコグリルの4つのメリット

ピコグリルのメリット

まずは、ピコグリルのメリットについてまとめておきます。

軽量コンパクト

軽量コンパクト

最も大きなメリットとしては、軽量でコンパクトという点です。
収納時はA4サイズのノートくらいで、ビックリするくらいの薄さとなります。

重さは398gとなっており、バッグに入れていても気にならないですね。
これだけコンパクトな焚き火台は他にはないので、バイクのツーリングなどにも気軽に持っていけるでしょう。

スピーディに設営できる

スピーディに設営できる

組立が非常に簡単なのも特徴で、フレームを広げて鉄板を置くだけで完成します。
慣れている人だと、10秒くらいで設営できるはずです。

キャンプではテントやタープを建てるのに時間がかかりますし、他の作業はできるだけ手間をかけたくありません。
ピコグリルならサッと組み立てられるので、急いでいるときにもすぐに焚き火をすることができます。

丈夫である

丈夫である

骨組みだけのシンプルな作りですが、かなり頑丈にできています。
薪をいっぱいに積んでも壊れることはありませんし、耐久性はかなりあると思いますね。

単純な構造なので壊れても自分で修理できますから、アウトドアでハードに使い倒せる焚き火台です。

フルサイズの薪が入る

コンパクトな焚き火台ですが、薪を切らずに入れることができます。

普通はノコギリなどで薪をカットしないといけないので、これが大きな手間となるわけです。
1日分の薪をカットするとなると、かなりの重労働となりますね。

それが必要ないというのは、大きなメリットといえるでしょう。

ピコグリルの3つのデメリット

コスパが悪い

ピコグリルは高額な焚き火台で、オプションの串などを含めると13,000円くらいします。
最近は転売業者が価格を釣り上げており、20,000円以上で売られていることも少なくありません。

原価は数百円で作れそうな焚き火台ですから、それを考えるとあまりにも高すぎるなという印象です。
焚き火台は消耗品のため、コスパを考えると良くないですね。

耐風性能が低い

周りに囲いなどがなく火床がむき出しの構造なので、風が強い日はモロに影響を受けてしまいます。
料理をするときなどは、火が横に流されてしまい鍋に熱が伝わりません。

風には非常に弱い焚き火台ですから、強風の日には使わない方が良いと思いますね。
風防などを用意して、風の対策をしっかりと行う必要があります。

五徳の安定性が悪い

五徳の安定性が悪い

オプションの串を載せることで、五徳にすることができます。
ただ、上に載せるだけの構造ですから、衝撃を与えると簡単に落ちてしまいますね。

鍋を載せて料理をしているときに、脚が当たると倒れるかもしれませんし、かなり注意が必要です。

本家ピコグリルとパチモノを比較してみた

正規品とパチモノを比較

Amazonで中華製のピコグリルを購入したので、本家ピコグリルとの比較をしてみます。
パッと見は全く同じですが、実際の性能には違いがあるのでしょうか。

ケースの形状

ケースの比較

ケースについては、大きさも形もまったく同じように作られています。
本家の方はピコグリルのロゴが入っていますが、パチモノの方には何も記載はありません。

ケースのマジックテープ

上部の蓋を開けるとマジックテープになっていますが、パチモノの方がテープが大きいですね。

ケースのポケット

本家の方は内部ポケットが一つなのに対し、パチモノの方は2つポケットなので収納性は高そうです。

なので、ケースについては、パチモノの方が機能性が高いといえます。

フレーム

フレームの太さは同じ

フレームの太さは、まったく同じですね。
両者を並べてみても、特に違いを感じることはありません。

ただ、溶接部分を比較すると本家はしっかりと接着されていますが、パチモノの方は少し甘い気がしますね。
長く使っていると、溶接部分が折れるかもしれません。

やはり、フレームの精度については、本家の方が高いといえます。

鉄板

鉄板の形も同じ

続いて鉄板ですが、これも形については全く同じです。
2つを重ねてみると、穴の数や位置まで完全に一致しています。

ただ、開いたときなんですが、本家の方はアーチ状になっていて、中央に灰が溜まりやすくなっていますね。
パチモノの方は、直線的なのでこの辺に少し違いがあるようです。

串(スピット)

スピットはパチモノが太い

オプションの串については、パチモノの方が少し太くなっています。
パチモノの方が耐久性があるのかと思いきや、溶接部分を見ると接着が甘いので本家と比べると精度は低いですね。

組み立てやすさ

組み立てやすさ

組立については、フレームを開いて鉄板をはめるだけです。
パチモノでも問題なく組むことができますし、本家との違いは感じないですね。

少し鉄板が硬い気がしますが、何度も使っていると馴染んでくると思います。

耐荷重

耐荷重について

どれだけの重さに耐えられるのかを検証しましょう。
骨組みだけの焚き火台ですが、意外と重たいものを載せることができます。

6kgのダッチオーブンを載せてみたところ、フレームが曲がることなく耐えることができました。
これより重いものを載せることはないでしょうし、本家とパチモノ共に耐荷重は実用レベルといえると思います。 

パチモノピコグリルで実際に焚き火をしてみた

実際にキャンプへ行って、パチモノを使ってみました。

組立が楽

使ってみた感想ですが、組み立てが簡単というのはすごく楽ですね。
テントの設営などで疲れているときでも、サッと組み立てて使えるというのは嬉しいです。

組み立てが面倒な焚き火台は使うのを躊躇しますが、これだったら気軽に使うことができます。

多くの薪が入る

薪を載せてみましたが、かなり多くの薪が入りますね。
五徳の位置が高いので積み上げることができますし、軽く10本以上の薪を載せることができました。

焚き火をするときは、何度も燃料追加しなくていいので楽です。
薪を切らなくてもいいので、そのまま載せることができます。

アーチ状の底

底がアーチ状になっており、端から空気を吹くと底を伝って全体に送り込まれるわけです。
燃焼効率が良くなるため、焚き火はすごくしやすいですね。

この日は風がなかったので大丈夫でしたが、風があるなら風防がないと厳しいと思います。

フライパンを置いてみた

五徳にフライパンを置いてみましたが、普通に置くだけなら大丈夫ですね。
炒め物などフライパンを振ったりするときに、串に当たって落ちる可能性があるので注意が必要です。

フルサイズの薪を入れると、炎が広範囲に広がってしまいます。
鍋の底に上手く当たらないこともあるので、炎が中心に来るように薪の位置を調整しないといけません。

一晩使っても変形しない

一晩焚き火をして使ってみましたが、特に変形することはなかったですね。
耐久性はそこそこあると思うので、繰り返し何度も使うことができると思います。

以上、ピコグリルのパチモノを紹介しました。

本家のピコグリルと比較した結果、使用する分には大きな違いはなかったです。
価格差を考えるなら、パチモノの方がお買い得だと思います。

とりあえずピコグリルを使ってみたい人は、まずはパチモノから購入するのが良いですね。

⇒ピコグリルのコピー商品はこちら

動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!