オピネルナイフのカスタム

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

オピネルのステンレスナイフを買いました。
キャンパーの間では定番のナイフで、かなり多くの人が持っていますよね。

Youtubeのキャンプ動画を観ていると、必ずと言っていいほどオピネルのナイフが出てきます。
ウッドの持ち手が印象的で、どんなキャンプスタイルにも合いそうです。

ただ、実際に手にしてみると使いづらい点があったりして、改良しなくてはいけない余地がありました。
少しカスタムするだけで使い勝手が良くなったので、ここで紹介していきます。

このページでは、オピネルナイフの紹介と、使いやすくするためのカスタム法について解説するので参考にしてください。

オピネルを買った理由

モーラーナイフ

普段はモーラーのナイフを使っているんですが、料理用としては使いにくいので新しいものを買いました。
モーラーナイフってブッシュクラフト用なので、枝を切ったり薪を割ったりするものなんですね。

なので、料理用のナイフとしては適していません。
刃が太いので、食材を細かく切りにくいですね。
玉ねぎのみじん切りとか、めちゃくちゃやりにくいです。

オピネルを買った理由

その点、オピネルは刃が薄いので細かな作業に向いていますし、アウトドアで料理をするには最適だと思います。
みんなが使っているのも納得です。

オピネルのサイズ

サイズは色々な種類があって、刃渡りが6cmから12cmくらいまであります。
僕が買ったのは9cmのタイプで、中間くらいのサイズですね。

使いやすい大きさなので、ほとんどの人は8cmと9cmを使っていると思います。

オピネルはコンパクトさが最大のメリット

オピネルはコンパクト

オピネルナイフのメリットは、コンパクトで軽量なところですね。
たったの55gしかありませんから、ポケットに入れていても気になりません。

折り畳むと12cmで手のひらサイズに収まりますし、女性でも大きすぎるということはないと思います。

展開すると全長21cmとなっていて、食材を切るにはちょうどいいサイズ感です。
これだったら、小さない野菜とかも切りやすいでしょう。

オピネルは刃が固くて出しにくいのが欠点

オピネルは固すぎる

デメリットは、ナイフを出すときに固すぎること。
柄の部分が木材なので、水を吸うと膨張してナイフが抜けにくくなります。

買ってすぐはスムーズに展開できましたが、水洗いしたら固くなってしまいました。
刃を出すときに爪が割れそうになるので、これはかなりのマイナスですね。

キャンプ場での料理って、スピーディーにやりたいと思うんですよ。
サッと料理を作りたい時に、ナイフを出すのに手間取るとイライラしますよね。

特に、冬場だと手がかじかんだりしますし、そんな時だとナイフを開くのが難しくなると思います。

これは、早急に改善しないといけません。

刃を出しやすくするためにカスタムしてみた

オピネルのカスタム

刃を出し入れしやすいように、カスタムしていこうと思います。
柄の溝の部分が狭すぎるのが原因なので、これを削って拡張すれば改善するはずです。

オピネルのストッパーを外す

まずは、ストッパーを外します。
これはペンチで引っ掛けて広げると、簡単に外せるようです。

ペンチでストッパーを外す

かなり滑りやすいので、注意してくださいね。
上手くペンチを噛み合わせないと、滑って外れてしまいます。

強く押し付けながら広げると、上手くいきました。

オピネルのピン

あとは、刃を固定しているピンを外すだけです。
一本のピンだけで固定されており、これを抜けば刃を外すことができます。

ただ、これが一番の難所で、かなり手こずる部分ですね。
ネットで調べてみると、どうしても外れないので分解を諦めた人も少なくありませんでした。

オピネルをヤスリで削る

ピンの先端が返しになっているので、これをヤスリで削って平らにします。
オピネルのロゴが入っていない方を削るようにしてください。

ヤスリは100円ショップで売っているものを使いました。
時間は掛かりますけど、これでも十分ですね。

ピンを削った後

20分くらい削ると、キレイな平らになりました。
もっと大きな棒ヤスリがあると、早く削れると思います。

オピネルのピンを叩く

ピンを上から叩いて押し出します。
釘やネジなど、先端が細いものをハンマーで叩きましょう。
滑りやすいので、気を付けてくださいね。

オピネルのピンが抜けた

ピンが抜けました。
かなり簡単に抜けたように見えますけど、実は3時間かかりました。

めちゃくちゃ堅かったんで、かなり苦労しましたね。
小さなネジだと上手く当たらなかったので、先端が平らなプラスドライバーを当てて思いっきり叩きました。

相当強めに叩かないとビクともしないので、壊すくらいの気持ちでやると良いと思います。

持ち手の溝には余裕がある

持ち手に掘られた溝なんですけど、胴体の部分はスカスカで余裕があります。
ここは削っても意味がありませんね。

オピネルの根元

この根元の部分が狭くなっているので、ここだけ削ってしまえばスムーズになるんじゃないでしょうか。

オピネルの持ち手を削る

それでは、削っていきましょう。
さっきと同じヤスリで、内部を丁寧に削ります。

持ち手がスカスカになった

かなりスカスカで良い感じに削れました。
ちょっと削りすぎるくらいがちょうど良いですね。
水分を含むと膨張するので、すぐに硬くなってしまいます。

オピネルの組み立て

綺麗に洗ってから組み立てていきます。
ピンは一回抜いたので、スムーズに刺さりました。

オピネルが柔らかくなった

めちゃくちゃ柔らかくなってます。
全然、力を入れなくても開くので、これならストレスも感じません。

ストッパーをかける

ちょっとグラグラになりましたが、ストッパーを掛けると固定できます。
調理中に閉じる心配はないので、安全性は高いですね。

これで使いやすくなりました。
簡単に開け閉めできるので、キャンプでもフル活用できそうです。

刃を研いでメンテナンスをする

せっかくなので、刃を研いでおきましょう。
まだ一回も使ってませんが、研いでおいて損はありません。

オピネルを研ぐ

本格的な研ぎ石は持っていないので、ダイヤモンドシャープナーです。
これでもかなり切れ味が出ますし、おススメですよ。

普通の包丁であれば、これでも十分だと思います。

オピネルの試し切り

試し切りしてみました。
紙でもスムーズに切れますね。

使い勝手が良くなって、キャンプで使うのが楽しみです。
オピネルを使っていて開けにくさで困っている人は多いと思うので、一度分解して削ってみてください。

ビックリするくらい、使いやすくなりますよ。

動画で見たい人は、以下からどうぞ!