アウトランダーマイクロストーブPZ

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

コールマンのアウトランダーマイクロストーブPZ(203535)を買ってみました。
小型で持ち運びできるミニバーナーで、ソロキャンパーから人気が高い商品ですね。

ただ、実際に使ってみると、イマイチな点が多かったです。
特に安全性に問題があって、知らずに使っていると危険だと思うものもありました。

価格が安いバーナーなので妥協している部分が多いのでしょうけど、安全にかかわる分はちゃんとしてほしいですね。
バーナーは火を使うものですから、思わぬケガや事故の原因となってしまいます。

有名メーカーだからといって安心している人は、十分に注意しなくてはいけません。
ここでは、アウトランダーマイクロストーブPZの5つのデメリットについて解説をします。

アウトランダーマイクロストーブPZの特徴

まずは、アウトランダーマイクロストーブの特徴から解説をします。

マイクロストーブPZの火力・燃焼時間

火力は最高時約2,500kcal/hで、このサイズのバーナーとしては平均的なパワーですね。
燃焼時間は、230gのボンベだと、1~2時間ほど使えるようです。

マイクロストーブPZのサイズ

使用時のサイズは、幅が11cm、横と高さが9.5cmとなっています。
折り畳んで収納すると、幅が5.5cmまで小さくなりますね。

マイクロストーブPZの重量

かなりコンパクトな設計なので、荷物を減らしたい時に重宝しますね。
ソロキャンプにピッタリのサイズ感だと言えます。

マイクロストーブPZの五徳

五徳は三本式となっており、一辺が10cmの三角形となります。
230gのボンベをセットすると、地面から五徳までの高さは17.5cmです。

アウトランダーマイクロストーブPZのメリット

マイクロストーブPZのメリット

やはり、コンパクトさが最も大きなメリットです。
専用のハードケースがあるので乱暴に扱っても壊れにくいですし、バイクで林道ツーリングなどをするときにも安心だと思います。

特に、登山やツーリング時などは、荷物をできるだけ減らしたいですよね。
そういった時に、マイクロストーブがあると、最小限の荷物に抑えることができるはずです。

アウトランダーマイクロストーブPZのデメリット

開いた五徳を固定できない

開いた五徳を固定できない

畳んだ状態から五徳を広げて使うのですが、五徳を展開した時に固定することができません。
触ると簡単に動いてしまうので、鍋などが当たると動いて不安定になることがありますね。

料理中に鍋が倒れてしまったら、火傷することになりますし、食べるものも無くなってしまいます。
大惨事になることもあるため、使う時には十分に注意しないといけません。

五徳が滑りやすい

五徳が滑りやすい

五徳の上部にギザギザがあるんですけど、これがほとんど意味ないです。
鍋の底に引っかからないですし、五徳にも傾斜が無いため滑りやすくなっています。

なので、鍋に足が当たるだけで、倒れてしまう可能性が高いですね。
さっきも言いましたが、五徳も固定されていないですから、めちゃくちゃ不安定なバーナーと言えます。

コンパクトバーナーなので多くは求められないですが、子供が近くにいる時などは気を付けなくてはいけません。

ヘッドカバーの耐久性が不安

ヘッドカバーの耐久性が不安

五徳の下に緑色のカバーがありますが、これがプラスチックなので少し不安です。
長時間の使用だと、熱で溶ける可能性がありますね。

大きめのフライパンだと反射する熱も多くなりますし、あまり長く使うのは怖いです。

また、スイッチ類もプラスチックで安っぽいですから、ここの耐久性もどこまであるか分かりませんね。
山の奥まで入ってバーナーが壊れたら話になりませんし、この辺の重要パーツは金属製にするべきじゃないかと思います。

これから使っていかないと分かりませんが、耐久性について不安が残ります。

重量物は乗せられない

重量物は載せられない

見ての通り、五徳が三本で小型なので、あまり大きな鍋は使えません。
どうしても不安定になりますし、倒れやすくなりますからね。

また、五徳の根元の部分が細くなっているので、かなり曲がりやすいです。
指で抑えるとグラグラしますし、重い鍋を置いたら曲がってしまうと思います。

あと、ボンベをセットすると20cmくらいまで高くなるため、かなり不安定になってしまいますね。
フライパンを持ちながら料理するなら良いですが、しばらく乗せたまま放置するのなら、小型の鍋を使わないといけません。

まぁ、ソロキャンプ用なので大きな鍋は使わないと思いますが、ファミリーキャンプでの使用を考えている人は注意してください。

ハードケースの品質が悪い

ハードケースの品質が悪い

これは僕だけかもしれませんが、ハードケースが曲がっていてちゃんと閉まりません。
半分開いたような状態になっていて、これだと運搬中に開いて中身が飛び出す可能性がありますね。

マイクロストーブPZのレビュー

Amazonレビューにも、「ケースが変形している」「割れている」という意見がありました。
一定の割合で、不良品のケースが出回っているようです。

バーナーの品質には関係ない部分ですが、ここはマイナスポイントでしょう。

アウトランダーマイクロストーブの火力実験

それでは、実際にどれくらいの火力があるのかを実験してみましょう。
鍋に1Lの水を入れて、沸騰するまでの時間を計ります。

マイクロストーブPZでお湯を沸かす

点火しました。
この日は風が強かったのですが、一発で火が付きましたね。
風に負けることもなく、安定して燃えています。

マイクロストーブPZでの沸騰時間

沸騰するまでに、約6分かかりました。

遅っ…!
以前にイワタニのジュニアコンパクトバーナーで計測した時は、約3分で沸騰したんですけど。

風が強かったので、その影響かもしれません。

マイクロストーブPZの室内実験

イワタニのバーナーは室内での検証だったので、今回も室内でやってみます。

マイクロストーブPZの室内沸騰時間

4分ちょっとで沸騰しましたね。
いずれにせよ、イワタニのバーナーよりは火力は弱そうです。

以上、コールマンのマイクロストーブPZの紹介でした。

問題点ばかりクローズアップしましたが、バーナーとしての機能は果たしています。
当たり前ですけどね。

価格が安いバーナーなので、値段相応といったところでしょうか。

動画でも紹介しているので、以下からチェックしてください。