CAPTAIN STAGのシングルバーナーを全種類比較

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

今回は、シングルバーナーについて紹介します。
キャンプ用のバーナーを販売している会社は多いですが、その中でもキャプテンスタッグはリーズナブルなメーカーとして人気です。

日本製で信頼性が高いので、初心者にはおススメのメーカーですね。
初めて買ったバーナーがキャプテンスタッグだという人は、かなり多いと思います。

ただ、キャプテンスタッグのバーナーは、全部で4種類もあるわけです。
初めてだと、どれを買えばいいのか分からないでしょう。

ここでは、すべてのバーナーを比較して、それぞれにどんな特徴があるのかを紹介しようと思います。

M-7900の特徴について

M-7900

M-7900のスペックは、以下の通りです。

M-7900のスペック


サイズ(使用時):幅125×奥行125×高さ85mm
サイズ(収納時):幅117x奥行105x高さ65mm
重量:300g
出力:2,700kcal/h

こちらは、キャプテンスタッグの中で、最もオーソドックスなタイプのバーナーですね。
どんな状況でもオールマイティに使えますから、人気が高くなっています。

M-7900のメリット

五徳を2段階に調整できる

五徳を2段階に調整できる

折り畳み式の五徳を採用しており、大きさを変えることができます。
なので、大きな鍋から小さな鍋まで、幅広く使うことができるわけですね。

シェラカップやマグカップなどの小さな物を温めるなら、五徳を畳んだ状態が便利です。
フライパンや大きな鍋だと、五徳を広げて使います。

五徳の上部がギザギザ

五徳の上部もギザギザになっており、鍋が滑ることもありません。
かなり安定性は高いといえるでしょう。

リーズナブルな価格

キャプテンスタッグの中で最も安いバーナーで、3,000円台で購入することができます。
中華製のノーブランドなら1,000円台でもありますが、火を使うものなので不安ですよね。

日本製でこの価格帯だと、かなり安心感があります。

M-7900のデメリット

少し大きくて嵩張る

デメリットとしては、少し大きくて嵩張るということですね。
専用のハードケースが付いていますが、これがかなり大きいです。

ケースだけでも90gくらいありますし、カバンに入れたときにも相当な容量となってしまいます。
荷物を軽量化したい人だったら、もう少し小型のバーナーの方が良いかもしれません。

車のキャンプなら関係ないですが、徒歩やバイクなどのキャンパーにとっては重要なことですね。

M-7901の特徴について

M-7901

M-7901のスペックは、以下の通りです。

M-7901のスペック


サイズ(使用時):幅125×奥行125×高さ93mm
サイズ(収納時):外径150x高さ90mm
重量:410g
出力:3,000kcal/h

先述のM-7900よりも一回り大きなサイズで、五徳の本数も1本多くて安定感があります。
キャプテンスタッグの中で最大の火力ですから、大きな鍋での煮込み料理などもこなすことができるでしょう。

M-7901のメリット

料理がしやすい

炎が外側に広がる構造

トップクラスの火力がありますし、炎が外側に広がる構造となっています。
鍋の底を全体的に炎が当たるようになっており、効率よく熱を伝えることができるわけです。

なので、大きな鍋を使ったとしても、火が通りやすいといえますね。

弱火から強火まで安定感がある

このようなシングルバーナーは、弱火にすると炎が安定しなかったりします。
でも、M-7901については、弱火から強火まで安定感があるため調整が聞きやすいです。

長時間の煮込み料理なども楽ですし、料理には向いているバーナーといえます。

安定性が高い

上部が平らになっている構造

五徳が5本も付いており、上部が平らになっている構造です。
なので、鍋を置いたときにしっかりと底を掴んでくれて安定します。

先ほどのM-7900の場合だと、五徳が斜めになっているので鍋を置くと真ん中が浮いてしまうわけです。

それと比べれば、かなり安定感があることが分かるでしょう。
ダッジオーブンなどを使う場合でも、不安を感じることはないと思います。

M-7901のデメリット

点火器の不具合が出やすい

点火器の不具合が出やすいと言われていますね。
Amazonのレビューを見ると、点火器が壊れたとか上手く点火できないいう意見が多かったです。

点火器の耐久性はわかりませんが、火を付けるときにはちょっとしたコツが必要になります。

ガスをゆっくりと出しながら点火する

ガスをゆっくりと出しながら点火すると、火が付きやすいですね。
勢いよくガスを出し過ぎると、上手く点火できないので気を付けてください。

もしも点火器が壊れてしまっても、ライターがあれば簡単に着火することができます。
万が一の時のために、ライターやチャッカマンを持っておくと良いでしょう。

M-6352の特徴について

M-6352

M-6352のスペックは、以下の通りです。

M-6352のスペック


サイズ(使用時):幅80×奥行115×高さ75mm
サイズ(収納時):幅105x奥行55x高さ55mm
重量:175g
出力:2,400kcal/h

キャプテンスタッグの中で、最も小さくて軽量なバーナーです。
なので、携帯性に優れており、荷物の軽量化を求めている人に向いているといえますね。

M-6352のメリット

携帯性の高さ

キャプテンスタッグの中で最も軽量なモデル

先述の通り、キャプテンスタッグの中で、最も軽量なモデルです。
ポケットにも入れることができ、持ち運びに関しては申し分ありません。

本格的な登山用バーナーと比べると重たいですが、軽いハイキング程度であれば十分に使えると思います。

ケースの堅牢性が高い

ケースの堅牢性が高い

ソフトケースが付属するのですが、これがものすごく丈夫ですね。
内部に厚紙が入っているので型崩れしませんし、生地も分厚いので強度があります。

アウトドアで乱暴に扱っても、簡単に破れることはないでしょう。
ケースだけでも1,000円くらいしそうなクオリティで、かなり長持ちすると思いますよ。

M-6352のデメリット

価格が高い

キャプテンスタッグの中で、最も高い金額となります。
6,000円台で売られていることが多いですが、他のバーナーが4,000円台で買えるので、少し割高に感じますね。

軽さや小ささを求めていないなら、あえてこのバーナーを買う必要もないのかなと思います。

点火スイッチが押しにくい

点火スイッチが押しにくい

スイッチの周りを金具が覆っているので、指で押しにくくなっています。
普通に押そうとすると金具に当たってしまいますし、スイッチだけを指で押さないといけません。

指が大きな人には使いにくいため、男性からすると不便に感じると思います。

火力が弱い

2,400kcalしかありませんから、キャプテンスタッグの中で最弱です。
コンパクトさに重点を置いた商品なので、火力に関しては劣ってしまいますね。

コーヒー1杯分のお湯くらいなら簡単に沸かせますが、大きな鍋で煮込み料理をするときにはパワー不足を感じるでしょう。

大きな鍋には向いていない

五徳がすごく小さい

五徳がすごく小さいために、大きな鍋を置くと倒れる可能性があります。
ダッジオーブンなどを使うのであれば、このバーナーだとちょっと危険かもしれません。

登山などで使うバーナーですから、大きな鍋は想定されてないわけです。
なので、普通のキャンプユーザーにとっては、これを使う必要性はあまりないでしょう。

炎の汎用性が低い

バーナーヘッドが小型のため炎が中心に寄ってしまう

バーナーヘッドが小型のため、炎が中心に寄ってしまう傾向にあります。
これで調理すると鍋の中心付近しか炎が当たらず、焦げやすくなってしまうわけです。

鍋を動かしながら調理しないといけませんから、少し面倒に感じますね。

M-8809の特徴について

M-8809

M-8809のスペックは、以下の通りです。

M-8809のスペック


サイズ(使用時):幅380×奥行207×高さ232mm
サイズ(収納時):幅240x奥行207x高さ85mm
重量:940g
出力:3,000kcal/h

キャプテンスタッグのシングルバーナーでは、最大のサイズですね。

見ての通り超大型なのですが、バーナーヘッド自体はそこまで大きくありません。
あくまで土台が大きいだけなので、普通のシングルバーナーと同じように使うことができます。

M-8809のメリット

安定性が高い

土台がしっかりとしている

土台がしっかりとしているので、大きな鍋を置いてもビクともしません。
複数人のキャンプで大型の鍋を使っても、ぜんぜん大丈夫だと思います。

ダッジオーブンなどで煮込み料理をするときなど、本格的な調理にも向いているバーナーですね。

高さがちょうどいい

高さがちょうどいい

脚が20cm以上もあるので、地面に直接置いてもちょうどいい高さになります。

普通のシングルバーナーをテーブルに置いたときと、ほぼ同じ高さになるわけです。
わざわざテーブルを用意しなくても良いですし、テーブルの上が空くので他の物を置けるようになったりもします。

バーナー単体で使えますから、非常に便利だといえるでしょう。

分解することができる

部品をバラバラに分解することができる

部品をバラバラに分解することができるため、キレイに洗ったりが可能です。
シングルバーナーはヘッドが分解できないものが多いので、油などが入ると洗うことができません。

一つ一つの部品までバラせば、かなり清潔に使えますね。
キレイ好きな人には、おススメできるバーナーです。

M-8809のデメリット

耐風性能が低い

このようなシングルバーナーは、あまり風に強くはありません。
なので、ウインドシールドなどを使って、風から守る必要があるわけです。

脚が高すぎるので普通のウインドシールだと合いません

でも、M-8809に関しては、脚が高すぎるので普通のウインドシールだと合いません。
焚き火用の大型のシールドを用意しないとダメですから、その辺は設営が面倒になってしまいます。

重たい

重量が1kg近くもあるため、かなり重たいです。
キャプテンスタッグの中で最も大きなモデルですし、持ち運びに関しては少し苦労しそうですね。

こちらはファミリーキャンプなどを想定されたものなので、基本的には車移動の人に向けたバーナーとなります。
なので、バイカーなどの荷物を減らしたいといった人には、向いていないといえるでしょう。

自分に合ったバーナーの選び方

自分に合ったバーナーの選び方

ここまで4つのバーナーを紹介しましたが、実際にどれを選べばいいのかが分からない人は多いでしょう。
よくあるシチュエーション別に、最適なバーナーを紹介していきます。

オールマイティに使いたい

オールマイティに使いたい

どんな状況でも無難に使えるバーナーが欲しいなら、M-7900を推奨します。

五徳の調整機能があるため、小さい鍋から大きな鍋まで一通り使うことができますね。
ちょっとお湯を沸かすことから本格的な料理まで、幅広く対応することができるでしょう。

ただ、火力が2,700kcalであまり高くないため、大量の料理を作る時などには向いていません。
普通のソロキャンプなどでは問題ないスペックですから、とりあえずバーナーが欲しいならM-7900を選べば良いでしょう。

料理にこだわりたい

料理にこだわりたい

キャンプで本格的な料理を作りたいなら、M-7901をおススメします。
もしくは、M-8809でも良いですね。

どちらも最大火力が3,000kcalですし、キャプテンスタッグの中で最もパワーがあります。

M-7901については、ソロキャンパーなど少人数のキャンプに向いていますね。
五徳が5本も付いていますし、そこそこ大きな鍋でも使うことができるでしょう。

M-8809は、ファミリーキャンプなど大人数のキャンプに向いています。
土台がしっかりしているモデルなので、家庭用の鍋でも使えたりするわけです。

ツーバーナーを持っている人は、それのサブとしても使ったりできますね。

携帯性を求めるなら

携帯性を求めるなら

持ち運びのしやすさを求めるなら、M-6352を使うのが良いでしょう。
キャプテンスタッグの中で、最小サイズのバーナーとなります。

折り畳むと手の平よりも小さくなるため、持ち運びには苦労しません。
200gを切るほど軽いですから、ポケットに入れても邪魔にならないわけです。

これ一つで色々な料理を作るには向いていませんが、山に登ってラーメンを作ったりコーヒーを飲んだりするには申し分ないスペックでしょう。

以上、キャプテンスタッグのシングルバーナーをすべて紹介しました。

キャプテンスタッグはリーズナブルな商品が多いので、初心者には特におすすめできるメーカーです。
日本製で信頼できますし、初めてのバーナーとして買うのもありでしょう。

自分が使うシチュエーションに合わせて、最適なものを選ぶようにしてください。

動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!