こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。
最近はキャンプがブームになっているので、一人でキャンプへ出かけるソロキャンプをする人も増えてきました。
大人数でやるのとは違って一人だとスペースが少なくて済むため、タープが必要ないと思っている人もいるかもしれません。
たしかに、前室付きのソロテントならスペースがありますし、そこで日除けになったり料理をしたりは出来ると思います。
ただ、タープがあった方がキャンプの自由度が格段に上がるため、快適な時間を過ごしたいなら絶対にタープを使うべきです。
ここでは、ソロキャンプでタープを使うメリットと、自分に合ったタープの選び方を解説していきます。
ソロキャンプでのタープの必要性について
キャンプにおいてタープを使う目的は、大きく分けて以下の2点です。
- 日差しを防ぐ
- 雨に濡れるのを防ぐ
夏場などで日差しが強い時に、タープがあれば日陰ができるので快適に過ごすことができます。
テントだけだと内部に熱がこもってしまうので、汗だくになってしまうわけですね。
また、急に雨が降ってきた時でも、タープの下で色々な作業をすることができます。
テントの中でも雨を避けることができますが、狭いので行動が制約されてしまうでしょう。
タープの下はキッチン・リビングスペース、テントは寝室と空間を分けることができますね
自分の活動スペースを広げるためにも、タープはあった方が良いのです。
ソロ用の軽量タープが多く販売されている
大人数用のタープは3~10kgと重いものばかりですが、1kg以下の軽量タープもラインナップが増えてきました。
一人用の小型タープですから、バックパックに入るサイズも多いです。
バイクツーリングなど積載に制限がある場合でも、問題なく持っていくことができるでしょう。
ソロキャンプでタープを使うメリット
日よけや雨避け以外にも、タープを使うメリットは多いです。
- プライバシーを確保する
- 解放的な空間を作れる
- 荷物置き場を作れる
- タープ泊という使い方もある
プライバシーを確保する
キャンプ場は自然に囲まれた開放的な空間ですが、それでも周りからの視線は気になってしまいます。
最近は女子キャンパーも増えてきたので、プライバシーには極力配慮したいですよね。
タープがあれば目隠しにも使用できるため、周りの視線を遮る壁を作ることができます。
食事や着替えなど、自分のプライベートを守れるでしょう。
解放的な空間を作れる
テントだけでキャンプを行う場合、天井が低いので圧迫感を感じてしまいます。
地べたに座りっぱなしなのでお尻が痛くなりますし、長時間を過ごすには大変だったりするんですね。
でも、タープがあれば椅子を置いて寛ぐことができるので、かなり快適に過ごせるようになりますよ。
天井の高さもあるため開放感がありますし、疲れも大幅に軽減されるでしょう。
荷物置き場を作れる
テント内に荷物を置いてしまうと、スペースが狭くなってしまうことがあります。
足を伸ばして寝れない状態になってしまったら、ゆっくりと眠ることもできません。
前室があるテントなら荷物置き場がありますが、寝室のみのテントだとスペース的に苦労することになりますね。
かといって、荷物を外に出しっぱなしにすると、盗難や夜露・朝露に濡れてしまうリスクがあります。
そういった時にタープがあれば、臨時の荷物置き場として使うことができるわけです。
テントとタープを連結すると大きな空間を作れますし、荷物を外に出しておくこともできますね。
タープ泊という使い方もある
テントを使わずに、タープだけで寝泊まりする方法もあります。
冬以外の季節限定ですが、タープの下にコットやマットを置いて寝るわけです。
最小限の荷物で済みますから、ソロキャンパーの間では人気のキャンプ方法ですね。
夏場は虫対策として、メッシュタイプのモスキートネット(蚊帳)を設置すれば良いでしょう。
タープの下に設置できるネットがあるので、大きな荷物にもなりません。
かなりワイルドなキャンプですが、タープだけでも寝泊まりすることもできるわけです。
タープの種類は色々ある
ウイングタープ
ひし形(ダイヤモンド型)の布を2本のポールで設営するタイプのタープで、軽量コンパクトなのが特徴です。
風に強い設計となっており、天候が荒れている日でも使うことができます。
ただ、タープの面積が少ないために、あまり広いスペースを作れません。
雨で風が強い日だと横から雨が入ってくることがありますし、日差しが強い日には太陽の位置に合わせてタープを張り直すといった必要性がありますね。
ヘキサタープ
ヘキサ(六角形)の布を2本のポールで設置するタープです。
軽量コンパクトで風に強く、ウイングタープよりも広い範囲を覆うことができます。
最も人気が高いタープで、各メーカーから色々な種類が販売されていますね。
ソロタープから大人数用まで幅広いラインナップがあるので、自分の好みで選ぶことができるでしょう。
レクタ(スクウェア)タープ
四角形の布を2本のメインポールと複数のサブポールで設営するタイプのタープです。
タープの中では最も広い空間を作れますが、設営に手間がかかることと風に弱いという欠点があります。
大型のファミリー用のものが多いので、ソロで使うには大きすぎるかもしれません。
また、重量も重たくなっており、持ち運びも大変ですね。
スクリーン(ワンタッチ)タープ
ポールと布が連結されており、ワンタッチで設営できるタープです。
傘を開く要領で一気に設営できるので、わずか数分でタープを張れるメリットがあります。
また、四方が布で覆われていてプライバシーを確保できますし、メッシュにもできるので風通しを良くできるわけです。
ただし、機構が複雑なので壊れやすく、重量もかなり重くなっています。
ソロで使うには大きすぎるものが多いので、ソロキャンプには向いていないですね。
失敗しないソロキャンプで使うタープの選び方
これまで、タープの有用性を説明してきましたが、実際にどんなタープを選ぶべきかで悩みますよね。
タープ選びに正解はなく、その人のキャンプスタイルによって変わってきます。
ただ、ソロキャンプで使うタープなら、以下の基準を満たしておくべきです。
- 軽量であるか
- コンパクトに収納できるか
- 設営が簡単かどうか
軽量であるか
まずは、軽いことは絶対条件です。
タープとポールを合わせても、1kg前後でないと持ち運びが大変となります。
タープは軽量だとしても、ポールだけで1kgを超えることは珍しくありません。
なので、合計の重量を必ず確認してください。
バイクツーリングや登山をする場合などは、できる限り軽いタープを選びましょう。
極限まで軽くしたいなら、タープを持って行かないという選択も必要です。
コンパクトに収納できるか
どれだけ軽いタープでも、収納したときに嵩張るならバッグに入りません。
持ち運べる大きさには限界があるので、自分のバッグに入る大きさを見極めるようにしましょう。
設営が簡単かどうか
ソロキャンプでは、自分一人で設営から撤収までを行う必要があります。
設営や撤収に時間がかかってしまったら、それだけで嫌になってしまいますよね。
特に、急に雨が降ってきたときなどは、できるだけ早くタープを立てたいものです。
そんな時でも数分で設営できるタープでないと、ソロキャンプで使うのは難しいといえるでしょう。
構造がシンプルなタープだと、楽に設営することができます。
必要な性能が満たされているか
タープなんて何でも同じだと思うかもしれませんが、実は性能には大きな差があります。
遮光性
まずは、遮光性ですね。
日陰を作る目的のタープなので、ちゃんと光を遮ってくれるかどうかは重要です。
安物のタープだと紫外線を通すため、思うように日陰を作れません。
有名メーカーのタープなら、しっかりとUVカット加工がされていますし、濃い影を作ることができます。
耐水圧
雨をしのぐためには、耐水圧も見ておかないといけません。
耐水圧とは、1平方センチ当たりどれほどの水圧に耐えられるかを示す数値です。
この数値が高いほど、大雨にも耐えることができます。
一般的なビニール傘で、500mmくらいの耐水圧です。
タープにおいては、最低でも1000mm以上の数値のものを選ぶと良いでしょう。
ただ、あまりに数値が大きくなると、それだけ布が厚くなって重くなります。
なので、1000~2000mmくらいの耐水圧が、ソロキャンプで使うタープとしては適しているといえますね。
難燃性
キャンプでは焚き火やバーナーなど火を使いますから、タープに燃え移ったら大変です。
自分では気を付けていても、隣のサイトから火の粉が飛んでくることもあります。
タープが燃えて穴が開いてしまうと使い物にならなくなるので、難燃加工されているタープを選ぶべきでしょう。
最近だと、コットン素材を使った燃えにくいタープが人気となっていて、色々なメーカーから販売されていますね。
居住スペースの広さ
どれくらいの範囲を覆えるかは、タープを選ぶうえで非常に重要です。
スペースが広いほどゆったりできますし、日差しや雨の影響を抑えることができます。
ただ、タープが大きくなるほど重くなるので、持ち運びが大変ですね。
テントと連結して使うなら小さめのタープでも十分ですし、タープ泊をするのであれば少し大きめのタープを選ぶと良いでしょう。
自分のシチュエーションに合わせて、最適なタープを選ぶようにしてください。
ソロキャンプにおススメのタープ
snow peak ペンタシールド
ソロタープの定番といえば、スノーピークのペンタシールドです。
UVカットと撥水加工がされているので、どんな天候であってもオールマイティに使うことができます。
本体のみで790gと軽量なので、持ち運びには苦労しません。
収納時には長さ30cmくらいに収まるため、バックパックに入れたりバイクに積載することもできるでしょう。
僕自身も使っているタープですし、ソロキャンプには自信をもっておススメできますね。
ペンタシールドを実際に使った感想を紹介しているので、以下の記事も参考にしてみてください。
ソロ用のタープの中では、定番商品であるスノーピークのペンタシールド。キャンプ場へ行っても、使っている人をよく見かけます。僕自身も初めて買ったタープがペンタシールドで、使い勝手が良いので本当に重宝していますね。色々な場面で活用できるタープですから、誰が使っても満足できるでしょう。ここでは、僕が実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを紹介していきます。
DOD ライダーズコンフォートタープ
バイクライダーのために作られたタープで、サイドポールが付いているのが特徴ですね。
これにより間口が広くなっており、大型のバイクでも入れやすくなっています。
高さも180cmありますから、ほとんどの男性なら足を曲げずに立つことができるでしょう。
ただ、重量が3.3kgもあるので、登山などでは使いにくいかもしれません。
バイク用に作られたタープですから、ツーリングでキャンプをする人にはおすすめです。
DD Hammocks DDタープ 3×3
正方形のスクエアタープで、色々な使い方ができるのがメリットです。
普通のタープの立て方もできますし、センターポールを使えばワンポールテントのような設営もできます。
ブッシュクラフトを好む上級キャンパーから、絶大な人気を集めているタープですね。
もちろん、汎用性が高いので初心者でも使えますし、790gと軽量なためどこにでも持っていくことができるでしょう。
以上、ソロキャンプで使うタープの選び方を紹介しました。
キャンプではタープがあった方が自由度が広がりますし、快適な時間を過ごすことができます。
テントだけよりもワンランク上のキャンプができるので、ぜひ使ってみてください。