Solo Stove LiteとFIREBOX G2

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

今回は、ミニストーブの比較をしていこうと思います。
ミニストーブは色々なメーカーから商品が出ていますが、ソロストーブとファイヤーボックスが有名な商品ですね。

それぞれ形としては似ていますが、特徴が全く異なります。
シチュエーションによって使いやすさが異なるので、特徴や特性を知った上で購入するべきでしょう。

ここでは、ソロストーブとファイヤーボックスを比較していこうと思います。

Solo Stove Liteの特徴

Solo Stove Lite

ソロストーブには色々な大きさがありますが、これは最も小さいモデルでSolo Stove Liteですね。

ソロストーブライトのスペックは、以下のとおりです。

ソロストーブライトのスペック


サイズ(使用時):W10.8×H14.5cm
サイズ(収納時):W10.8×H10cm
重量:255g

二次燃焼

最大の特徴としては、二次燃焼が挙げられますね。
下の穴から空気を吸い込んで上昇気流を起こし、吸い込んだ空気が壁の内部を伝って上の穴から出てくるわけです。

高温の空気が吹き出す

高温の空気が吹き出すことで、不完全燃焼のガスを燃やします。
これが、二次燃焼の仕組みですね。

燃焼効率が高くなるので、燃えカスが残りにくくなります。
煙も少ないですから、服に嫌な匂いも付きません。

その辺の落ち葉や枝を拾って燃やす

ソロストーブは、その辺の落ち葉や枝を拾って燃やすものなんですね。
燃焼効率が高いために、少しくらい湿っていても問題なく燃やすことができます。

世界的に熱狂的なファンが多く、人気のストーブと言えるでしょう。

FIREBOX G2の特徴

FIREBOX G2

アメリカ発症のウッドストーブで、堅牢さが最大のウリの商品です。
こちらも、世界的に人気が高くなっています。

ファイヤーボックスのスペックは、以下の通りです。

ファイヤーボックスのスペック


サイズ(使用時):W12.7×H19cm
サイズ(収納時):W12.7×D1×H19cm
重量:907g

厚さが1mmの鉄板を使っている

厚さが1mmの鉄板を使っているので、すごく丈夫で曲がりにくくなっています。
長時間の焚き火でも変形しにくいですし、長持ちする焚き火台ですね。

ただ、厚みがある分、かなり重たいです。
1kg弱もあるので、コンパクトサイズですが重量があります。

オプションが多い

オプションが多いのも特徴で、肉を焼くための鉄板や水筒を温めるための固定具など、自分なりにカスタムして使えるわけです。
使い勝手に優れていますから、長年愛されているキャンプギアですね。

ソロストーブとファイヤーボックスの比較

大きさの違いについて

大きさの違い

これは一目瞭然で、ファイヤーボックスのほうが二周り位大きいです。
高さは5cmくらい高いですし、重さについても3倍位の差があります。

先述の通り、ファイヤーボックスは鉄板が分厚いために、それだけ重たくなっているわけです。

持ったときの感じ

持ったときの感じですが、ソロストーブはコンパクトで軽いですが、ファイヤーボックスはずっしりと重みを感じます。

展開のしやすさについて

ソロストーブの展開

ソロストーブに関しては、袋から出して五徳をひっくり返すだけです。
5秒くらいで完成しますから、メチャクチャ簡単ですね。

ファイヤーボックスの展開

ファイヤーボックスについては、本体を展開して灰受けと串を装着しないといけません。
大体30秒くらいで組み立てられるかなと思います。

ほとんどの部品が連結されているので、開くだけで組み立てできるわけです。

ソロストーブと比べると時間がかかりますが、それでも焚き火台としてはスピーディーに組み立てられます。

すぐに焚き火がしたいなら、ソロストーブのほうが向いていますね。

携帯性について

ソロストーブは折りたたみができない

ソロストーブは折りたたみができないので、畳んだとしても嵩張ってしまいます。
円柱形で体積がありますから、収納するときに不便です。

バッグの隅の方に入れても、場所を取ってしまいます。

ただ、重量は250gくらいなので、メチャクチャ軽いです。
軽量ですから、持ち運びする際には疲れることはありません。

ファイヤーボックスは折りたたむとスリム

ファイヤーボックスについては、折りたたむとスリムになります。
ちょっとした隙間に入れることができるので、収納性はかなり高いです。

ただ、重量がそこそこありますから、持ち運びするのは少し厳しいですね。

軽さでいうとソロストーブのほうが有利ですが、収納時の面積で考えればファイヤーボックスのほうが優れていると言えます。

燃費について

どちらが早く燃え尽きるかを実験

同じ大きさの薪を3本用意して、どちらが早く燃え尽きるかを実験していきます。

ソロストーブの方が炎が美しい

実際に火をつけてみると、ソロストーブの方が炎が美しいですね。
二次燃焼の効果のおかげで、火柱が高く上がります。

見ていて飽きませんから、純粋に焚き火を楽しむならソロストーブは良いと思います。

ファイヤーボックスの方が早く燃え尽きました

結果は、ファイヤーボックスの方が早く燃え尽きました。
ソロストーブは二次燃焼があるので、薪の芯の方まで燃やしてくれます。

ファイヤーボックスは、完全に燃え尽きない状態で火が消えてしまうわけですね。
なので、燃費に関しては、ソロストーブの方が優れいてると言えそうです。

ソロストーブとファイヤーボックスはどちらが料理しやすいか?

ちょっとした料理を作ってみて、どちらが使いやすいのかを試してみます。

ソロストーブで料理

まずは、ソロストーブからです。
ラーメンを作るために、お湯を沸かしていきます。

薪を入れる穴が一箇所しかない

薪を入れる穴が一箇所しかないため、鍋を置いたままだと補充しにくいですね。

炎が勢いよく飛び出してくるので、素手で薪を入れようとすると火傷しそうになります。
なので、手袋や火バサミなどを用意したほうが良いでしょう。

燃料があまり入りません

そもそもストーブが小さいですから、燃料があまり入りません。
絶えず薪を補充していかないと駄目ですから、この辺は少し面倒ですね。

料理をしながら薪の補充もするのは、けっこう大変です。

五徳が3本で小さい

五徳が3本で小さいため、鍋を置いたときに不安定になります。
滑りやすくもなっているので、少し当たっただけで倒れそうになるわけです。

ただ、二次燃焼は見ていて楽しいですね。
炎の形が美しいですし煙も少ないので、本当に使いやすい焚き火台だと思います。

これで本格的な料理をするには向いていませんが、ちょっとお湯を沸かすときなどに重宝するでしょう。
火力の強さはものすごくて、500mlのお湯を沸かすのに10分もかかりませんでした。

ファイヤーボックスで料理

続いて、ファイヤーボックスを使います。
こちらでは、チャーハンを作っていきましょう。

薪の補充は入り口が大きい

薪の補充は入り口が大きいので、かなり簡単でした。
下にも穴がありますから、そこからも薪の補充ができます。

色々な場所から薪を入れたりできるので、燃料補給はしやすいですね。

薪はたくさん入ります

ストーブ自体が大きいため、薪はたくさん入ります。
しばらく補充しなくて良いですから、料理をするときには楽です。

大きな鍋を置いても安定しやすい

上部が平らになっており、大きな鍋を置いても安定しやすくなっています。
ストーブ自体が厚い鉄板なので丈夫ですし、重量のある鍋を置いてもビクともしません。

料理をする上での使い勝手が良く、これ一台あれば焼き物から煮炊きまで何でもこなせるでしょう。

以上、ソロストーブとファイヤーボックスの比較をしました。

総合的に見ると、ファイヤーボックスのほうが使いやすいと思いますね。
料理をしたり焚き火をしたり、これ一台で十分で万能型のストーブだと言えるわけです。

ソロストーブについては、炎が美しいので使っていてワクワクしました。
趣味性がすごく高いウッドストーブという感じで、個人的には上級者ほどソロストーブを使っているイメージがあります。

慣れている人であれば、ソロストーブを使うのが良いかもしれません。

どちらにしても人気のウッドストーブですから、持っていると楽しめると思いますよ。

動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!