こんにちは！
ソロキャンパーの”いがみ”（@earth_indoor）です。
ワンポールテントは、天井が高いので中で過ごしやすいですよね。
設営も簡単ですし、万人におススメできるテントです。
ただ、前室と後室が無いので、荷物をテント内に入れなくてはいけません。
室内が狭くなってしまいますし、雨で濡れているときなどはテント内が汚れてしまったりという欠点があります。
これが、ワンポールテントの最大のデメリットだと思います。
Colemanのエクスカーションティピ210は、前室と後室がある画期的なワンポールテントです。
従来のワンポールテントの弱点を克服しているので、使い勝手は大きく向上しています。
ここでは、エクスカーションティピ210を実際に使ってみた感想を紹介していきます。
コールマン・エクスカーションティピ210のスペック
エクスカーションティピ210のスペックは、以下の通りです。
使用時：約210×150×170(h)cm
収納時：約直径17×50cm
重量:約4kg
耐水圧:フライ/1,500mm、フロア/1,500mm
内部がかなり広くなっており、床の大きさは210×150cmのため大人が2人くらいなら余裕で寝ることができます。
高さも170cmですから、抜群の解放感がありますね。
装備も充実していて、前室と後室、メッシュドア、ベンチレーション、メッシュポケット、ランタンハンガーなどが付いています。
これ一つで充実したキャンプができるため、テントとしての完成度はものすごく高いです。
エクスカーションティピ210のスペックの特徴
機能の割に安い
1万円前後で買えるテントとしては、抜群に高性能だと思います。
有名メーカーなのにリーズナブルな価格なので、買って損はないでしょう。
作りがしっかりしていて長く使えますし、安い中華製のテントを使うよりも全然いいですよ。
前室・後室がある
ワンポールテントでは珍しく、前室と後室を備えています。
そちらに荷物を入れておけば、室内を広く使うことができるわけです。
ゴミや靴などテント内に入れたくないものでも、前室に置いておけますね。
急に雨が降っても濡れることはないですし、盗難を防ぐ意味でも前室と後室があるのはありがたいです。
また、前室はかなり大きなスペースがあり、簡単な調理ならここですることができます。
雨が降って外に出られなくても、ご飯を食べることも可能です。
インナーテントだけで使える
インナーテントは目隠し構造になっており、外側から内部が見えないようになっています。
なので、暑い日はインナーテントだけで使うことができますね。
扉をメッシュにすれば通気性が良いですし、クローズにすることで完璧な目隠しもできるわけです。
夏場だとテント内に熱がこもりがちですが、インナーテントだけなら涼しく過ごすことができますよ。
通気性が良い
インナーテントには、足元と天井に2か所ずつのベンチレーションがあり、換気がしやすいテントです。
前後の入り口もメッシュになるので、熱や湿気を外に出すことができます。
下から上に空気が抜ける構造になっていますから、テント内で調理しているときでも効率良く換気されるでしょう。
短時間であれば、ガスバーナーも使うことができると思います。
結露しにくい
フライシートとインナーテントの間に隙間があるため、結露がテント内まで浸水しにくくなっています。
ベンチレーションもたくさんあるので、雨の日でも湿気が溜まりにくいです。
ジメジメして嫌な天気の日でも、快適に過ごすことができるでしょう。
ポールを差し込むゴム製ストッパー
床には、ポールを固定するゴム製ストッパーがあります。
ワンポールテントは、ポール一本で支える構造のため、ポールが倒れるとテントが倒壊してしまいます。
寝返りを打った時に倒れたりするので、注意する必要があるわけです。
でも、エクスカーションティピならポールを固定できますし、当たったとしても倒れることはありません。
寝相が悪い人でも、安心して使えると思います。
床が長方形
ワンポールテントは、五角形や六角形などいびつな形をしていることが多いです。
そうなると、適合するグランドシートを探すのが難しいですね。
メーカーから専用のものがあれば良いですが、既製品だと合うものが無かったりします。
でも、エクスカーションティピは長方形ですから、既製品のグランドシートを合わせることができますね。
ブルーシートで自作するにしても、カットしやすくて簡単に作れるはずです。
エクスカーションティピ210のデメリット
フライシートのみの設営は難しい
前室を支えるポールは、インナーテントに接続する仕組みとなっています。
そのため、インナーテント無しでの設営ができません。
フライシートのみで使いたい場合は、設営自体ができないことになりますね。
ワンポールテントは、薪ストーブを使う人が多いですが、そういった使い方をするならエクスカーションティピは向いていないでしょう。
ランタンフックの位置が高すぎる
センターポールの上部にランタンフックが付いていますが、この位置が少し高い場所にあります。
160cmくらいの場所ですから、床まで十分な光が届きません。
テント内で読書をする場合などは、少し暗すぎると思います。
床までしっかりと照らしたいなら、ランタンフックを別途で用意してセンターポールの真ん中付近に設置しましょう。
コンパクト性に欠ける
ソロ用のテントですが、やや大型で重たいです。
収納バッグに入れると直径17×50cmもあり、自転車キャンパーなどは積載に苦労すると思います。
重さも4kgとなっており、軽いテントを求めている人には少し向いていません。
付属のペグがしょぼい
この手のテントにはありがちですが、ペグがあまり良くありません。
先が尖っていないため、固い地面では刺さらないと思います。
エリッゼステークなどの鍛造ペグを用意しておくと、どんな地面であってもペグダウンすることができますよ。
ペグの打ち込みが多い
インナーテントとフライシートで別々にペグ打ちが必要なため、ペグの本数がかなり多くなっています。
インナーテントで4本、フライシートで8本となっており、合計で12本ですからペグ打ちだけで疲れてしまいますね。
ワンポールテントのメリットは設営が簡単なことですし、ペグの本数が多いと設営の時間が余計にかかります。
センターポールが邪魔
これは構造上の問題ですが、テントの真ん中にポールがあるので邪魔です。
テント内で着替えたりシュラフから出入りするときなど、ポールに当たってしまうのでストレスになります。
僕が使ってみた限り、後ろのドアを開けようとして振り返ると、目の前にポールがあったのが嫌でした。
ポールを避けないといけないので、それがかなり面倒でしたね。
エクスカーションティピ210の外観
ベンチレーションが豊富にある
フライシートには、天井に2か所、前室に1か所のベンチレーションが付いており、通気性は非常に高くなっています。
ただ、外からしか開閉できないので、それは少し面倒ですね。
インナーテント側には、足元と天井に2か所ずつのベンチレーションがあります。
こちらは、室内から開閉可能です。
ワンポールテントらしくない形状
前室があるため、前にせり出している独特な形状をしていますね。
ワンポールテントは横から見たら三角形になりますが、エクスカーションティピはロビンマスクの顔のような形状です。
このおかげで室内空間が広くなっているので、かなり計算された形だといえるでしょう。
ロープを止めるループが4か所
風が強い日には、ロープを張って固定することができます。
そのためのループは4か所用意されており、しっかりと固定することが可能ですね。
普通の日はロープ無しでも問題ありませんが、テントが揺れるほどの風が吹いているなら必ずロープを張るようにしてください。
エクスカーションティピ210の使用感
居住空間が広いので快適
横幅が2m以上もあるので、大人でも足を伸ばして寝ることができます。
さらに、天井も高いですから、圧迫感がなく開放的に眠れるはずです。
大人でも2人までなら寝ることができますし、ソロキャンプで使うのであれば十分すぎる広さだと思います。
広さに関しては、不満を感じる人はいないんじゃないでしょうか。
前室の広さが素晴らしい
前室は驚くほど広くなっており、足を伸ばしても届かないくらいの奥行きがあります。
ソロキャンプの荷物であれば、前室内に全て入れることができるはずです。
ガスバーナーを置けば、雨の日であっても前室内で調理できます。
ベンチレーションが多いので換気できますし、外に出なくても快適に過ごせるテントですね。
後室は奥行き30cmくらい
後室は前室と比べると狭いですが、荷物置き場としては十分なスペースです。
バックパックなら2個くらいは置けると思いますし、ゴミ置き場などとしても使えるでしょう。
基本的には前室だけでも十分ですが、サブ的なスペースとして後室は色々な使い方ができるはずです。
以上、コールマン・エクスカーションティピ210を紹介しました。
居住性や使い勝手など、よく考えられたテントだと思います。
価格も安いですし、初めてのテントとして買っても良いかもしれません。
致命的な欠点はありませんから、買って損はないと思いますよ。
動画でも解説しているので、以下からもどうぞ！
