中華製バーナーの闇

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

今回は、中華製のシングルバーナーを紹介します。
1,000円台で買える激安バーナーで、面白いので買ってみました。

勘の良い人なら気付くと思いますが、キャプテンスタッグのオーリック小型ガスバーナーコンロのパクリ商品です。

価格差

キャプテンスタッグが約2,700円なのに対し、中華製は約1,200円だったので半額以下の安さとなっています。

シングルバーナーのメーカー

僕はシングルバーナーをたくさん持っていますが、今まで有名メーカーのものしか買ったことが無かったんですね。
今回は、ノーブランド商品がどこまで使えるのかを、しっかりと検証してみたいと思います。

キャプテンスタッグと中華製品との比較

ケースの違い

ケースを見てみると、キャプテンスタッグはハードケースですが、中華製はソフトケースが付いていますね。

ハードケースだと重量があるので、携帯性を重視するならソフトケースの方が便利な気がします。
厚みも薄いので、収納のしやすさなどはソフトケースに軍配が上がるでしょう。

ヘッドがズレている

バーナーの本体を見てみると、中華製品はヘッドがズレていました。
まったく固定されていないので、手で触るだけで簡単に動いてしまいます。
安全性に問題がないのか少し不安ですね。

ヘッドの大きさの違い

ヘッドの大きさは、キャプテンスタッグの方が一回り大きいです。
大きなヘッドだと鍋の底にまんべんなく火が当たりますから、熱伝導の効率はキャプテンスタッグの方が良さそうですね。

穴の数が少ない

穴の数も異なっており、キャプテンスタッグだとヘッドの周りを一周して穴が開いていますが、中華製だと一部だけ穴がない所があります。
ここからは火が出ませんので、火力に影響があるかもしれません。

五徳の形状が異なる

五徳の形状も異なっており、キャプテンスタッグは中心部分が開いているのに対し、中華製はくっついています。
この辺で、鍋を置いた時の安定感は変わるかもしれません。

五徳展開時の大きさ

このバーナーの特徴としては、五徳にギミックが付いていることです。
五徳を展開することで大きくなるので、大型の鍋でも使うことができますね。

中華製バーナーもギミックが採用されており、同じように五徳を広げられます。

広げた時の大きさは、両者を比較してもほとんど同じです。
どちらを使っても、使える鍋の大きさは変わらないということですね。

点火装置の有無

両者の決定的な違いは、点火装置の有無です。
キャプテンスタッグだと点火装置があるため、ガスを出してスイッチを押すだけで点火できます。

一方、中華製だと点火装置がないので、ガスを出してからライターなどで着火しないといけません。
バーナー単体では使えませんから、この辺は注意が必要です。

固くてはめにくい

バーナーは組み立てが必要で、ヘッドの下にガスの調整器具を取り付けないといけません。
中華製はネジのかみ合わせが悪いため、組み立てる時に力が必要でした。

キャプテンスタッグだとスムーズに入るのですが、中華製は少し作りが雑になっているようです。

調整ネジの針金

ガスの調整については、キャプテンスタッグはプラスチックのダイヤル式で、中華製品は針金式となっています。
針金が少し硬いので、回しにくかったです。

重さの比較

重さについては、キャプテンスタッグが281g、中華製品が198gとなっています。
中華製品の方が90gくらい軽いため、携帯性には優れていますね。

キャプテンスタッグはキャンプ用品の中では安物メーカーなので、作りが雑な部分が多いと思っていました。
でも、中華製のノーブランドと比較すると、しっかりと作っていますね。

やはり日本のメーカーですから、価格帯が安くても最低限の作りはしているようです。

中華製シングルバーナーはちゃんと火がつくのか?

ちゃんと火が付くのか

やはり一番のポイントは、しっかりと点火できるのかということです。

ライターで点火

早速、ガス缶を取り付けて点火してみます。
OD缶であれば何でも対応しているので、自宅にあるOD缶を装着しました。

問題なく点火した

ガスを出してライターで着火すると、問題なく使用することができます。
火力の調整もスムーズにできましたし、普通に使用する分には問題ないようです。

中華製品の闇を知った

商品ページが消えている

商品自体は問題なく使えたのですが、数日後に問題が見つかりました。
Amazonの購入ページを見てみると、商品ごと削除されていたんですね。

おそらく、一定数の商品を販売したら、ページごと削除して逃げる出品者のようです。
今回は使える商品でしたが、不良品だった場合ちゃんと返品交換してもらえるのか分かりません。

Amazonだと不誠実な中国人セラーが多いので、購入するときには注意しなくてはいけないと思いました。

以上、中華製シングルバーナーの紹介をしました。

ちゃんと使える商品でしたし、価格も安いので購入しても良いかなと思います。
ただ、どれだけの耐久性があるのかは未知数となっており、長い目で見たら有名メーカーの方がコスパが良いかもしれません。

いくら安くても短期間で壊れてしまうと、安物買いの銭失いとなってしまいます。
年に数回しか行かない程度のキャンパーであれば、使い捨て感覚で中華製を使ってみても良いでしょう。

自己責任で使うようにしてください。

動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!