こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。
キャンプに行く上で、食べ物や飲み物は欠かせませんよね。
自然の中で料理をしたりお酒を飲んだりすることは、キャンプの一番の楽しみだったりします。
そこで必要になるのが、クーラーボックスです。
食材や飲み物を冷たい状態で運ぶために、クーラーボックスは絶対に必要となります。
特に、夏場は30℃を軽く超えてしまいますから、食材をクーラーボックスに入れないと腐ってしまうでしょう。
保冷力のあるクーラーボックスがあれば、夏場でもキャンプ場で冷たいビールを飲むことができますよ。
しかし、クーラーボックスにも用途に応じて色々な種類があって、どれを選べば良いのかが分からないと思います。
ここでは、シチュエーション別におススメのクーラーボックスの選び方を紹介するので参考にしてください。
クーラーボックスには2つの種類がある
大きく分けて、クーラーボックスには2つの種類があります。
- ハードクーラー
- ソフトクーラー
それぞれにメリット・デメリットがあるので、理解しておいてください。
ハードクーラー
ボディが硬い素材で作られたクーラーです。
断熱材がボディの内部に敷き詰められているので、夏の猛暑であっても数時間の保冷ができるようになっています。
頑丈なので耐久力が高く、アウトドアでもガンガン使えますね。
天板をテーブル代わりに使えるので、食事をするときなども便利です。
ただ、折り畳めないので荷物になりますし、それなりの重量もあるので持ち運びが大変となります。
価格も高額なものが多く、有名メーカーのものだと数万円したりしますね。
ソフトクーラー
柔らかい素材で作られたクーラーのことです。
布に断熱材が縫い込まれているものが多く、密閉性が高くないので長時間の保冷には向いていません。
ただ、使い終わったら小さくたたむことができるので、コンパクトで手軽に使えるのが魅力です。
ハードクーラーのサブとして使う人が多いですね。
スーパーへの買い出しの際や夏以外のデイキャンプなどでは、かなり重宝するクーラーボックスでしょう。
オールシーズンでのキャンプに対応するなら、ハードクーラーの選択肢しかありません。
どんな条件でのキャンプにも対応できますから、ハードクーラーがあれば間違いないといえますね。
クーラーボックスの保冷力は素材で決まる
ハードクーラーは保冷力が高いと説明しましたが、モノによってスペックは大きく異なります。
使っている素材によって保冷力は変わるので、クーラーボックスを選ぶ時は素材を見るようにしてください。
一般的に、クーラーボックスには以下の素材が使われることが多いです。
- 発泡スチロール
- 発泡ウレタン
- 真空断熱パネル
それぞれの保冷力について、見ていきましょう。
発泡スチロール
魚屋さんなどで見ることの多い、発泡スチロールのクーラーです。
価格が安くて手が出しやすいですが、密閉性が低いので長時間の保冷はできません。
また、耐久性も低いために、繰り返し使うことが難しいですね。
基本的には、使い捨て感覚で使うものだと考えましょう。
ソフトクーラーよりも保冷力は高いですから、年に数回のキャンプであれば発泡スチロールでも良いと思います。
発泡ウレタン
オーソドックスなクーラーボックスは、みんな発泡ウレタンが使われています。
発泡ウレタンは住宅などでも使われる断熱材で、保冷力と耐久性に優れているのが特徴ですね。
発泡ウレタンが厚くなるほど保冷力も高くなるため、どれだけの量が使われているかがポイントだといえるでしょう。
真空断熱パネル
ボックスの壁の内部に断熱材を入れて真空状態にし、気体による伝熱を極限まで抑えたクーラーです。
一部の高級クーラーボックスに採用されている構造なので、かなり高い保冷力と耐久性がありますね。
ただ、かなり高価なのがデメリットとなっており、小型のクーラーでも数万円もしてしまいます。
上級キャンパーを目指すなら、持っておきたいクーラーボックスでしょう。
クーラーボックスの保冷力を高めるポイント
素材によってクーラーの保冷力は変わりますが、工夫次第で通常よりも保冷力をアップさせることができます。
1泊以上のキャンプをするのなら、知っておいて損はありません。
- アウトドア用の保冷材を使う
- クーラー本体に熱を加えない場所に置く
- 中に入れる食材も凍らせておく
- ソフトクーラーで二重構造にする
- フタの開け閉めを最小限にする
アウトドア用の保冷材を使う
ホームセンターに売っているような保冷剤は、数時間程度で溶けてしまいます。
クーラー内に入れるものが多いと、十分に冷やすことができないでしょう。
しかし、アウトドアメーカーが出している保冷剤だと、強力な冷却効果があるので翌日になっても冷たい状態を維持することができます。
おすすめなのは、ロゴスの「氷点下パック」ですね。
凍らせることで-16℃の表面温度となり、アイスクリームでも保冷することができます。
しっかりと保冷するなら、アウトドア用の保冷材を使うべきです。
クーラー本体に熱を加えない場所に置く
クーラー内の温度を上げないためには、本体に熱を与えないことが大切です。
注意したいのが、直射日光と地面からの放射熱ですね。
地面から離して日陰に置くことで、クーラーに与える熱を減らすことができます。
クーラーボックスのスタンドがありますから、それを使えば地面から離して置くことができますよ。
中に入れる食材も凍らせておく
食材や飲み物を凍らせておけば、それ自体が保冷材になります。
クーラー内の温度が上がらなくなるので、かなり効果的ですね。
1泊以上のキャンプなら、翌日以降の食材を凍らせておけば傷みません。
使いたい食材は外に出しておけば解凍できますし、かなり賢い保冷方法だといえるでしょう。
また、小さいクーラーボックスだと、保冷剤を入れすぎると一杯になりますし、食材を凍らせることで容量の節約にもなります。
ソフトクーラーで二重構造にする
大型のクーラーの場合だと、中にソフトクーラーを入れて二重構造にする方法もあります。
二重にすれば熱が逃げにくくなりますし、保冷力を高めることができるでしょう。
もしくは、内部にアルミ断熱シートを貼れば、それだけ保冷力はアップするはずです。
ただ、収納力が少し下がってしまうので、入れるものが多い時は気を付けるようにしてください。
フタの開け閉めを最小限にする
どれだけ密閉性が高いクーラーでも、頻繁に開け閉めしていると冷気が逃げてしまいます。
開け閉めの頻度が少ないほど保冷力が上がるので、何度も開閉することは避けるようにしましょう。
食材と飲み物を別のクーラーに分けておくと、無駄に開け閉めする機会を減らすことができますよ。
栓を開けたドリンク類は、ソフトクーラーに入れておくのが良いかもしれません。
シチュエーションに合わせて最適な容量を選ぶ
1泊2日のキャンプをする場合
クーラーボックスは、保冷力と合わせて容量も非常に大切です。
人数分の食材が入らなければ、全く意味がありませんからね。
1泊2日のキャンプをするとして、最適なサイズは以下の通りです。
4人 | 40~50L |
---|---|
2人 | 30L前後 |
1人 | 15L前後 |
多めの食材を持っていくのなら、ソフトクーラーもプラスして調整すると良いでしょう。
どのサイズが良いのか迷っている場合は、大きめのクーラーを買っておけば間違いありません。
大は小を兼ねるといいますから、少し余裕をもって大きなクーラーを持っておくのが良いですね。
Coleman ポリライト 48QT
45Lの大容量サイズなので、4人家族なら1泊のキャンプでも対応できるはずです。
500mlのペットボトルだと27本、1.5Lでは14本、2Lだと12本も入ります。
コールマンはリーズナブルな価格で高品質なのが魅力で、初心者でも手が出しやすいですね。
底にドレンが付いていますから、解けた氷なども排水できます。
大型サイズなら色々なシーンに対応できるため、1つ持っておくと使い勝手が良いですよ。
Coleman エクスカーションクーラー 30QT
容量が28Lの中型クーラーで、1泊のキャンプなら2人くらいに対応できます。
遮熱性の高い発泡ウレタンが敷き詰められており、保冷力は2日となっていて泊まりのキャンプであっても問題ありません。
余裕のある大きさなので、ソロキャンプで使用する人も多いですね。
サイズ感としては扱いやすいですから、最初の1つ目として買うのも良いでしょう。
CAPTAIN STAG CSシャルマン
容量12Lの小型クーラーで、ソロキャンプであれば十分な大きさです。
500mlペットボトルだと11本、350mlの缶なら22本を入れることができます。
価格が安くてリーズナブルなので、大型クーラーのサブとして使うのも良いですね。
コンパクトで場所を取りませんから、デイキャンプやピクニックなどでも使いやすいです。
デイキャンプをする場合
日中だけのデイキャンプだと、宿泊するときよりも容量は少なくて済みます。
4名くらいであれば、20L前後のクーラーで十分に足りるはずです。
夏以外の季節なら、ソフトクーラーでも良いですね。
使い終わったら折り畳むことができるので、帰るときの荷物を減らすことができるでしょう。
Coleman エクスカーションクーラー 16QT
容量15Lの小型クーラーで、デイキャンプにはピッタリのサイズですね。
重量が1.8kgと軽く、女性でも楽に持ち運びできます。
保冷力は1日なので宿泊は難しいですが、デイキャンプであれば問題なく使用できるでしょう。
500mlのペットボトルで16本も入りますし、食材や飲み物などを入れるなら十分です。
THERMOS ソフトクーラー 20L
デイキャンプであれば、ソフトクーラーという選択肢もあります。
真夏の炎天下なら厳しいと思いますが、それ以外の季節なら問題ありません。
使った後は折り畳んでコンパクトになりますし、帰りの荷物を減らすことができます。
たまにしか使わないなら、ソフトクーラーはおすすめです。
持ち運びのしやすさもチェックする
クーラーボックスは、食材などを詰め込むことで相当な重さになります。
なので、持ち運びしやすいかということは非常に大切ですね。
大型のクーラーにはキャスターやショルダーストラップが付いていたりするので、どのタイプが持ちやすいかを考えて選ぶようにしてください。
以上、キャンプで使うクーラーボックスの選び方を紹介しました。
アウトドアで料理を楽しむためには、保冷力のあるクーラーボックスが必要不可欠です。
自分にとって最適なクーラーを選ぶようにしてください。